夕暮れの道枝駿佑、福本莉子捉えた「セカコイ」ポスター、新キャストに古川琴音や松本穂香ら
ニュース

道枝駿佑(なにわ男子)と福本莉子のダブル主演作「今夜、世界からこの恋が消えても」より、ポスタービジュアルと新たなキャストの情報が到着した。
本作は、眠ると記憶を失ってしまう前向性健忘を患った日野真織と、秘密を抱えながら彼女を献身的に支える神谷透が織りなす愛の物語。一条岬の同名小説を三木孝浩が映画化し、道枝が透、福本が真織に扮した。
ポスターには「消さなきゃいけなかったのは 君と過ごした一年だった。」とのコピーが。夕暮れの空を背にした真織、透が互いを慈しむ姿が捉えられた。
新キャストは5名で、古川琴音が真織の親友で本作の鍵を握る存在・綿矢泉、松本穂香が透の姉・神谷早苗を演じる。古川は「明日を迎えられることや、大切な人と思い出を積み重ねていけることに感謝したくなるような映画になっていると思います」と、松本は「もう二度と戻らない尊い時間がキラキラと輝いて描かれている作品だなと感じました」と語った。
さらに萩原聖人と野波麻帆が透の両親役、水野真紀と野間口徹が真織の両親役、前田航基と西垣匠が透らの同級生役で出演する。
「今夜、世界からこの恋が消えても」は、7月29日より全国ロードショー。
古川琴音 コメント
三木監督の作品を観ては“こんな青春があったらいいな”と思っていたので、今回初めて三木組に参加させて頂いて、“監督の作る世界に入れたんだ!”と、とても嬉しかったです。泉を演じる上で、複雑な状況を頭では分かっていても心が追い付かない時があったのですが、監督が「泉は十字架を背負っているんだよ」と言葉をかけてくださって、それが凄く腑に落ちてお芝居に活かすことが出来ました。道枝くんと莉子ちゃんとは初共演なのですが、道枝くんは、文字で見ると照れくさくなるような言葉でも、自然にしっくりきて、そういう言葉が似合う人っているんだなと、王子様みたいな方だなと思いました。莉子ちゃんはどのシーンもみずみずしく、凄くキラキラしていて、こういう穢れない存在を泉は守りたかったんだなと、莉子ちゃんを通して感じることが出来ました。
初めて台本を読んだ時に、自分が大切にしていたことを忘れてしまう悲しさや切なさは勿論、それ以上に真織を支えようとする周りの人たちの愛情に、とても温かい気持ちになりました。凄く切ない物語ではあるんですが、明日を迎えられることや、大切な人と思い出を積み重ねていけることに感謝したくなるような映画になっていると思います。
松本穂香 コメント
普段演じる役は初々しさを求められることが多いのですが、今回は自分自身とはかけ離れた包容力のあるお姉さんの役で、今までにない挑戦的な役を任せて頂いたなと思っております。弟の透役を演じられた道枝さんとは初共演で、同じ関西出身なのですが、透明感溢れる方という印象でした。一緒に撮影するシーンは少なかったのですが、ご本人の真っすぐさとピュアさが凄く伝わってきて、それが演じる上でとても支えになりました。三木監督とは約6年ぶりにご一緒させて頂いたのですが、「大きくなりましたね」と言って頂きました(笑)。演技も委ねて見守ってくださり、ダメな時は納得のいくまで何度も撮ってくださって、凄く温かい監督さんだなと撮影を終えて改めて思いました。監督が三木さんで、撮影が柳田さんで、出来上がる前から皆さんに愛される作品になることを確信しています! この映画は大切な人の存在が心の中にあるだけで、ちょっと気持ちが強くなれたり、心が救われたり、そういった人と人との繋がりの温かい部分を丁寧に描いた映画になっているんじゃないかなと思います。初めて台本を読ませて頂いたとき、もう二度と戻らない尊い時間がキラキラと輝いて描かれている作品だなと感じました。是非劇場で見て頂けたら嬉しいです。
一条岬 コメント
今、当たり前にもっているものは、いつか失ってしまうもの。だからこそ、心を込めて大切にしたい。原作のあとがきをそう書き終えてから二年が経ちました。幾多の別れと出会いがある中で、映画の撮影見学という形で登場人物と再会することができました。道枝さんの演じる透はどこまでも優しく、福本さんの演じる真織は生きることに真摯で、古川さんの演じる泉は大切な何かを守ろうとしている。生きて、動いて、人物として思考する三人の姿に感動し、同時にとても嬉しくなりました。
私が原作者でなくても、この映画は必ず観に行きます。客席に腰かけ、少しの緊張とともに物語の開始を待つ。あとはもう、素晴らしい映像と脚本、心のこもった演技と音楽に身を任せ、笑ったり驚いたり、泣いたりすればいい。そんな最高の映画体験を、一観客として皆さんと待っています。
(c)2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会