“チェコアニメの巨匠”カレル・ゼマンの特集上映、実写とアニメ織り交ぜた予告公開
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カレル・ゼマンの特集上映「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」の予告がYouTubeで公開された。
切り紙や人形、ガラスによるアニメーション、実写とアニメを合成した特撮作品など、独自のスタイルで幻想的な作品の数々を生み出したチェコアニメーションの巨匠ゼマン。潜水艦や飛行船、恐竜や架空の動物などが次々に登場する、彼が少年時代にのめり込んだジュール・ヴェルヌのSF冒険小説を思わせる作風が特徴的だ。その作品群はスティーヴン・スピルバーグ、宮崎駿、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソンなど多くの映画監督に影響を与えたと言われている。特集ではヴェルヌ原作の「悪魔の発明」「盗まれた飛行船」「彗星に乗って」、空想が大好きなほら男爵が想像の世界を自由に旅する「ほら男爵の冒険」など10本と短編「プロコクウ氏 映画制作の巻」が上映される。
予告編は「悪魔の発明」「盗まれた飛行船」のほか、児童文学を映像化した「クラバート」を中心に構成。アニメと実写を織り交ぜた作品群の一部を垣間見ることができる。
「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」は4月23日から5月6日にかけて東京・ K's cinemaで開催。
チェコ・ファンタジー・ゼマン!
2022年4月23日(土)~ 5月6日(金) 東京都 K's cinema
<上映作品>
「鳥の島の財宝」
「前世紀探検」
「悪魔の発明」
「ほら男爵の冒険(1961年)」
「狂気のクロニクル」
「盗まれた飛行船」
「彗星に乗って」
「シンドバッドの冒険」
「クラバート」
「ホンジークとマジェンカ」同時上映:「プロコクウ氏 映画制作の巻」