玉山鉄二、団長安田に感謝「あの日風邪を引かなかったのは団長さんのおかげ」
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「今はちょっと、ついてないだけ」公開記念舞台挨拶の様子。
「今はちょっと、ついてないだけ」の公開記念舞台挨拶が本日4月9日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの玉山鉄二、音尾琢真(TEAM NACS)、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)、監督の柴山健次が登壇した。
伊吹有喜の同名小説を映画化した本作。玉山演じる元人気カメラマンの立花浩樹が、ある依頼をきっかけにカメラを構える喜びを思い出し、不器用な仲間たちとシェアハウスで暮らしていく様子が描かれる。元テレビマンの宮川良和役で音尾、元美容部員の瀬戸寛子役で深川、落ち目の芸人・会田健役で団長安田が出演した。
公開2日目を迎え、会場を見渡した玉山は「こんなにたくさんの方が来てくださって、感動しています。本当にありがとうございます」と喜ぶ。柴山は「原作を読んでから、5年以上経ち、ようやくお披露目の場になって感無量です」と胸の内を明かした。
玉山は「団長さんに感謝していることがある」と切り出し、「撮影で疲れていたときサウナに行って、整っているときに裸で寝てしまって。団長さんがタオルをかけてくださった。あの日風邪を引かなかったのは団長さんのおかげです」と述べる。続いて音尾は「ソロキャンプをしてみたいと思っていたところ、長野県でロケと聞いてちょうどいいと。“ソロキャンプ前乗り”をしました」と振り返った。
劇中に登場するカヤックの操縦が一番上手だったと名前が挙がったのは団長安田。カヤックの経験があったという団長安田は「ロケでいろんなことをやるので。24時間自転車に乗ったりもしますし」と説明し、会場を笑いに包んだ。深川が「本当に皆さん先輩なんですけど気さくに話してくださった」と明かすと、玉山は「おっさんチームにとって、(深川は)本当に現場の一輪の花ですよ」と述懐する。
4月7日に誕生日を迎えた玉山。会場にサプライズでフラワーケーキが運ばれ、お祝いをする一幕も。42歳になった玉山は今後の抱負として「毎年変わらず健康に、炎上しないように細々とがんばります」とユーモアを交えてコメントした。
最後に深川は「映画の中で立花さんのお母さんが立花さんにこの映画のタイトルにもなっている言葉を掛ける。そんなふうに、この言葉が映画を通して皆さんに届いたらうれしいなと思います。生きていたらいろんなことがありますけど、『意外と前に進めるかも』と視点を切り替えるきっかけになれば」と伝える。玉山は「ガッツリじゃなくて、ちょっとだけ背中を押してもらえるような作品になっていると思いますので、また2度3度観ていただけたら」と語り、イベントを締めた。
「今はちょっと、ついてないだけ」は新宿ピカデリーほかで公開中。
(c)2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会