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岩田剛典、白石和彌監督と初タッグ「とても光栄」も「怖い数日だった」と告白

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櫛木理宇の同名小説を実写映画化したサイコサスペンス『死刑にいたる病』の完成披露試写会が4月12日、都内で行われ、ダブル主演の阿部サダヲと岡田健史、共演する岩田剛典、中山美穂、白石和彌監督(『凶悪』『孤狼の血』)が出席した。

連続殺人で世間を震撼させ、死刑判決を受けた榛村(阿部)から、「最後の事件だけは冤罪。真犯人がいると証明してほしい」と手紙で依頼された大学生の雅也(岡田)が、真相を解明するために奔走する姿を描く。

イメージを覆す役どころに挑んだ阿部は「岡田くん演じる雅也と自分を重ね合わせて、ご覧になる皆さんも真犯人を想像してもられば。家に帰ったら、僕から手紙が届いているかもしれません」と駆け付けたファンに“挑戦状”。「白石監督の映像的なアイデアが詰まった作品」だと手応えを示した。

そんな阿部演じる殺人犯に翻ろうされる役どころの岡田は、「いろんな取材でもお話しているですが、阿部さんの家に行きたいなと思っていて。どんな生活をして、何を食べて、どんな役作りをしているのか」と阿部の“生態”に興味津々だった。

岩田は拘置所の待合室で雅也が見かける顔に痣のある長髪の男・金山という役どころ。白石監督とは初タッグが実現し、「くせの強い役どころをいただき、とても光栄」と回想。ただ、撮影時にはツアーやドラマ出演もこなす多忙ぶりで「(ヘアメイクなどで)顔もほとんど見えていない状態でしたし、怖い数日だった」と告白した。また、狂気迫る阿部の演技に対し、「目に光がまったく宿っていなくて、本当に殺されるなと思った」と振り返り、「今日は白の衣装が似合ってらっしゃる」と笑みを浮かべた。雅也の母・衿子を演じた中山も、「普段はさわやかなコマーシャルに出ているのに、見ている皆さんが困ったりしないかな」と阿部の変ぼうぶりを絶賛した。

コロナ禍でのミニシアターの支援にも関わった白石監督は、「応援してくださる皆さんがジャンル映画を待っていることを知り、そういう要素も入れ込んだ映画になった」と明かし、「サスペンススリラーとして楽しんでいただけると思いますし、『おや?』と思うような会話が、大きな仕掛けになっているので、ぜひセリフも噛みしめてもらえれば」とアピールしていた。完成披露試写会には宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、音尾琢真が顔をそろえた。

取材・文・写真=内田涼

『死刑にいたる病』
5月6日(金)全国公開

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