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セザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画との関係を問う『写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』開催

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鈴木理策《サンサシオン 09, C-58》2009年 作家蔵

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アーティゾン美術館が年1回、「創造の体感」を体現する展覧会として企画している、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」。その第3弾となる展覧会『石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』が4月29日(金)より開催される。

日本各地のダムやコンクリート擁壁などの構造物のある風景を大型カメラで撮影する柴田敏雄と、一貫して「見ること」への問題意識に基づき、熊野、サント=ヴィクトワール山、桜、雪、花、ポートレート、水面等のテーマをもって撮影する鈴木理策。両作家の写真作品には、人間がものを見て表現するという、近代絵画に共通する造形思考が感じられる。

「ジャム・セッション」の第3弾となる同展は、両作家がその活動の初期より関心を寄せ続けていたポール・セザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問う試み。
セザンヌのほか、柴田は藤島武二やアンリ・マティス、ピート・モンドリアン、鈴木はギュスターヴ・クールベやクロード・モネ、ピエール・ボナールといった絵画の視点を織り交ぜた「写真」を、柴田・鈴木両名の新作・未発表作品約130点を含む約240点と、石橋財団コレクションより約40点、計280点を超える作品で構成する。

柴田・鈴木にとって、セザンヌの自然に即しながら自己の視覚的感覚を実現することを果敢に試みた芸術家としての態度とその革新的な作品は、活動の初期より重要な参照であり続けたという。絵画と照らし合わせることにより、両作家が写真を通じて提示する作品の特異性とその魅力を感じとることができるだろう。

柴田敏雄《高知県土佐郡大川村》2007年  東京都写真美術館蔵
ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-1906年頃  石橋財団アーティゾン美術館蔵
柴田敏雄《栃木県那須塩原市》2020年 作家蔵
鈴木理策《りんご 21, P-13》2021年 作家蔵
ピート・モンドリアン《砂丘》1909年  石橋財団アーティゾン美術館蔵

【開催概要】
『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』
会期:2022年4月29日(金・祝)~2022年7月10日(日)
会場:アーティゾン美術館 6階展示室、4階展示室内ガラスケース)
時間:10:00~18:00、金曜(4月29日を除く)は20:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
料金:当日1,500円/WEB予約1,200円 ※学生無料(事前WEB予約が必要)
※『Transformation 越境から生まれるアート』、『石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 ピカソとミロの版画 —教育普及企画—』も同時開催
展覧会公式サイト:https://www.artizon.museum/exhibition_sp/shibatasuzuki/

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