内博貴が主演舞台「シェイクスピア物語」に自信、「皆さんを満足させられる作品に」
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左から真野響子、熊谷彩春、内博貴、廣瀬智紀、村上弘明。
内博貴が主演を務める「『シェイクスピア物語~真実の愛~』~SHAKESPEARE OF TRUE LOVE~」が、昨日4月15日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールで開幕。それに先駆け、公開ゲネプロと開幕直前の会見が行われた。
佐藤幹夫とモトイキシゲキが脚本・演出を務める本作は、1953年のイギリス・ロンドンを舞台にウィリアム・シェイクスピアの足跡をたどる物語。「ロミオとジュリエット」の誕生エピソードを背景に、真実の愛が描かれる。
会見には内、熊谷彩春、廣瀬智紀、真野響子、村上弘明が出席した。ウィル・シェイクスピア役を演じる内は、「今まで稽古でもやってきたことをこのステージの上で、全力でやるだけ。非常に稽古期間が短かったんですが、その中でもよくここまで来れたなと思っています」と自信をのぞかせる。また、ジュリエッタ・ド・キュープレッド役の熊谷は自身のセリフの多さに言及し、「すごく不安だったんですけど、なんとか今日初日を迎えられそうで、ホッとしております」と笑顔を見せた。一方、ウィルの先輩クリストファー・マーロウ役とスター俳優ネッド・アレン役の2役を演じる廣瀬は、「(どちらの役も)自分には似ていないなと思ったんですが、2つの役には芯の強さという共通点があって。そういったところを突き詰めていけたら。ただ、演じ分けられているかというと、自分では定かではない」と分析。「そんなことない、完璧だと思います」と言う内に「完璧はちょっと……(笑)」と照れた。
また、エセックス卿役の村上は「ずっと刑事ドラマをやってきた、畑違いの私ですが、こういう世界を楽しめるっていうのはありがたい」と語り、エリザベス女王 / 亡霊オリヴィア役の真野は「逆境の中でみんな頑張っているというのは昔も今も変わらないんだなと。ぜひその部分も観ていただきたいと思います」と見どころをアピールした。最後に内は「もしかしたら(劇場が)『遠いなあ』と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、必ず皆さんを満足させられる作品になっていると思いますので、ぜひ劇場に足を運んでください。よろしくお願いします」と来場を呼びかけた。
上演時間は休憩ありの約3時間。公演は4月24日まで行われたあと、5月20日から22日まで大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。
「『シェイクスピア物語~真実の愛~』~SHAKESPEARE OF TRUE LOVE~」
2022年4月15日(金)~24日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2022年5月20日(金)~22日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
脚本・演出:佐藤幹夫、モトイキシゲキ
キャスト
ウィル・シェイクスピア:内博貴
ジュリエッタ・ド・キュープレッド:熊谷彩春
クリストファー・マーロウ / ネッド・アレン:廣瀬智紀
エドワード・パーシー:門戸竜二
ヘンリー・ロートン:伊東孝明
アダム・ドリントン:小谷嘉一
衛兵隊長 ブラントン:真砂京之介
儀典長 ティルニー:冨岡弘
ランス・ギネス:高木薫
道化のニック:石井智也
衛兵 アルコック:沢柳健
乳母・アン:黒田こらん
ビアトリス:琴音和葉
娼婦 アビー:木村美月
娼婦 クラウディア:佐藤アンドレア
娼婦 エセル:久保田成美
娼婦 マギー:桐本絢可
娼婦 ダリル:ヒナゴ茉莉乃
マーガレット・ド・キュープレッド:こだま愛
フィリップ・ヘンズロー:下村青
エリザベス女王 / 亡霊オリヴィア:真野響子
エセックス卿:村上弘明
※高木薫の「高」ははしご高が正式表記。
(c)「シェイクスピア物語」製作実行委員会2022