Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 吉川愛のコンプレックスとの向き合い方「認めてくれる人たちのことを大切に」

吉川愛のコンプレックスとの向き合い方「認めてくれる人たちのことを大切に」

映画

インタビュー

ぴあ

『明日、私は誰かのカノジョ』に出演中の吉川愛 撮影/須田卓馬

続きを読む

フォトギャラリー(8件)

すべて見る

単行本累計発行部数が300万部を突破した人気コミック『明日、私は誰かのカノジョ』。女性たちが抱える悩みやコンプレックスをリアルに描いた本作。章ごとに主人公となる女性が異なり、それぞれのキャラクターに自分自身を投影できると共感を呼んでいました。
そんな話題の作品がMBS/TBSドラマイズムにて実写ドラマ化。

今回はレンタル彼女のアルバイトをする大学生・雪を演じる吉川愛さんにお話を伺いました。

以前から意識していた?「雪」の存在

――原作や台本を読まれての感想をお聞かせください。

リアリティがある作品だな、と思ったのと、主人公となる人物が章ごとで変わっていくので、いろんなキャラクターが見られるのは楽しいな、と思いました。

――雪役でオファーが来たときはどのように受け止められましたか。

もともと原作は知っていたんですけど、読んだことはなくて。でも、広告などで見かけて、雪ちゃんの存在自体は知っていました。コンプレックスを持った、少し影があるというか……あまり自分を見せない女の子に感じたので、不安はありましたね。しかも、原作は人気のある漫画だし、私にできるんだろうか、って。
でも、お話をいただく前から、見た目や雰囲気が似てると言われたことがあったので、その役を演じられるのは嬉しかったです。

――役作りをしていく上で楽しかったことなどはありましたか?

レンタル彼女をやっているときかなと思います。作品の中で、役とはまた違う役を演じているのがおもしろいな、って。

――吉川さん自身と、雪と、レンタル彼女のときとで、意識して演じていた部分はありますか?

私自身はどちらかというと少年っぽい性格というか、明るいほうではあるので、雪ちゃんのような影がある女の子をわざとらしく感じさせないように意識しましたね。
レンタル彼女の方も、ご依頼に沿ったキャラクターを演じていて、それがわざとらしくならないよう、なるべく自然に見えるように、意識しています。

登場する多彩なキャラクター、共感するのは?

――いろんな女性キャラクターが出てきますが、吉川さんが一番共感できるキャラクターは誰ですか?

んー……雪ちゃんも共感できるんですけど、彩ちゃんですね。
自分らしい生き方をしているな、って。周りの目に気にするわけでもなく、したいことをしている。それって、結構勇気がいることだし、実行できている彩ちゃんはかっこいいですよね。そんな女性になりたいな、って思いました。

――逆に、自分とは全然違うな、と思うキャラクターは誰でしょうか。

ゆあちゃんですかね。誰かにお金を貢ぐっていうのはしたくないかな……自分のためにお金を使いたいタイプなので、共感できないかな、と思いました。

――男性キャラクターはどうでしょう? たくさん出てきますけど、「この人だけはちょっと許せない」というような……。

許せない人ですか!?(笑) ハルヒくんですね。売上とりたいのはわかるけど、ちょっと人に対してどうなの? って。

――かっこいいな、と思う男性キャラクターはいますか?

壮太くん。壮太くんはほかの人に比べたら良い部分もあるし、律儀にちゃんと想いを伝えているし、無理だな、と思ったらちゃんと諦めてくれる。相手のことを思って行動してくれるところは好きですね。

仲が良い人には「なんでも言う」

――撮影が始まって間もないと思いますが、撮影現場で印象的だったことはありますか?

横田真悠ちゃん演じるリナちゃんの服装が結構露出度高めなんですけど、寒そうで。背中が開いていたりだとか、足が透けている衣装だったり、ヒートテックすら着られないっていう。
この前、撮影したときも寒い雨の日だったんですけど、リナちゃんのタンクトップ姿に現場がざわつきました(笑)。みんな衣装だってわかってるよね? という話なんですけど、ざわつくぐらい露出度が高いので、大変だね、という話をしていました。
ゆあ役の齊藤なぎささんとは撮影が一緒のシーンがないので会うことができないんですけど、この間やっと彩役の宇垣(美里)さんともお会いできました。いろんな方と会えて楽しいですし、和気あいあいとやってます。

――作品としては女性同士のコミュニケーションも大事なお話かと思うんですが、吉川さんが気をつけていらっしゃることはありますか?

仲が良い人には何でも言うことですね。例えば、ここを直したほうがいいんじゃないか、とか、やっぱり言いづらいじゃないですか。だけど、仲が良いからこそ、言える人でありたいな、と思います。周りに言ってもらえないと、私自身は嫌なので。どんどん、言ってくれる人も少なくなってくるんですよね。だから、私自身は周りに言える人でありたいな、と思います。

――吉川さん演じる雪は話しかけても壁が1枚あるようなタイプかと思うのですが、吉川さんが雪と友達になりたいと思ったら、どのようにアプローチされますか?

私が好きなところに連れていくかもしれないです。例えば、このご飯おいしいから、一緒に食べていこうとか。それでも壁があるんだったら、おうちに呼んで一緒にご飯を作ったりしたいな、と思います。

――ちなみに雪は友達にしたいタイプですか?

うーん……私自身が壁を作ってしまう方なので。がんばってなくそうとしているんですけど、友だちはなるべく壁がないような人がいいな、って思います(笑)

もうちょっと女の子らしい子になりたかった

――作中に登場する女性たちはそれぞれコンプレックスを抱えています。吉川さん自身はコンプレックスとはどのように向き合って、克服されていますか?

私は鼻と顔の輪郭がコンプレックスなんですけど、例えば輪郭だったらマッサージをするぐらいしかできていなくて。でも、ファンの方は好きって言ってくれたりするので、それで「うん、いっか」と思っています(笑)
なるべく意識しないようにはしてますね。

――外見という点ではメイクもキーワードのひとつかと思うんですが、ご自身のメイクでこだわられているところはありますか?

最近はまつげ。まつげパーマにいつも行ってるんですけど、まつげをより長く見せたい! と思って、まつげ美容液もマスカラもがんばるぞ、って気持ちです。
私自身はつり目なので、ちょっとでも丸く見せられるように、真ん中あたりを長めにするように意識してマスカラ塗っています。

――メイクのやり方ひとつとってみても、女性はガラッと変わりますが、吉川さんはそういった変身願望はありますか?

もうちょっと女の子らしい子になりたかったです。私には絶対着ることができない服があると、こういうのが似合う女の子になりたかったな、って思います。普段は黒の無地とかが多いですね。
花柄のワンピースだったりは仕事のときだったら着られるんですけど、プライベートになると「なんで私が着てるんだ?」とか思っちゃう(笑)

――家でこっそりかわいい服を着たり……

しないです。通販でこれぐらいなら着られるかな、と思って買ったりはするんですけど、やっぱり似合わなくて。着る勇気が出ないです。

――最後に、ドラマで注目してほしいポイントについて教えてください。

私自身、リナちゃんとの距離感が一番難しくて。雪ちゃんの性格を出しすぎると友だち感が薄れるし、友だち感を出しすぎると雪ちゃんがいなくなる。
意外とそこが難しかったですね。人によっても対応を変えているんですよね。リナちゃんが男性を連れてきたときの雪ちゃんはちょっと仕事モードになっていたり。毎回ちょっとずつ違う雪ちゃんが出てくるので、いろんな雪ちゃんを見てほしいな、と思います。



撮影/須田卓馬、取材・文/ふくだりょうこ



ぴあアプリ限定!

アプリで応募プレゼント

吉川愛さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!

【応募方法】

1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。

こちらからもダウンロードできます

2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!

ドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』
MBS 4 月 12 日(火)スタート 毎週火曜 24:59~
TBS 4 月 12 日(火)スタート 毎週火曜 25:28~
出演:吉川愛 横田真悠 齊藤なぎさ(=LOVE) 箭内夢菜/宇垣美里 ほか
原作:「明日、私は誰かのカノジョ」をのひなお(サイコミ/Cygames)
(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

フォトギャラリー(8件)

すべて見る