「極主夫道」玉木宏が1日1.2kgの鶏肉で肉体改造、MEGUMIは“玉木神”呼び

「極主夫道 ザ・シネマ」の“カチコミ！最速試写会”が本日4月19日に東京・スペース FS汐留で行われ、キャストの玉木宏、川口春奈、MEGUMI、竹中直人が登壇した。

本作は“不死身の龍”として名を馳せた極道・龍が主夫となり、家事やご近所トラブルの解決に奮闘するドラマ「極主夫道」の劇場版。玉木が龍、川口が龍の妻・美久を演じたほか、龍が暮らす火竜町・婦人会の会長・田中和子にMEGUMI、龍がかつて所属した天雀会の会長・江口菊次郎に竹中が扮した。

観客はキャストへのサプライズとして、サングラスとエプロンを付けた龍のコスプレで出席。玉木は「マスクもあるから龍というより、怪しい……」と苦笑いしつつ、映画化について「すごく心強い頼れるメンバーばかり。ドラマと変わらず楽しくやらせていただきました。スケールアップしています」と自信をうかがわせる。またドラマ放映時の反響を「子供たちからの反応があって『龍』と呼びかけられた。それはうれしかったですね」と明かした。

川口も「またみんなに会える、この世界観に浸れると思って。撮影に入ってからも、やっぱり楽しくてあっという間の時間でした」と回想し、「もうキャラ渋滞。うるさい人たちばっかりで、美久も負けないように『たっちゃん（龍）だけは奪われたくない』という気持ちでいました。今回も美久のかわいらしい一面が伝われば」とアピール。MEGUMIは「ドラマの1話と比べると、おふざけ具合がどんどん増していって。目の前で見ていて本当に面白い。その相乗効果で大きな笑いが生まれていました」と振り返る。竹中は龍の元舎弟・雅役の志尊淳との共演について「もうかわいくてかわいくて。今回、淳くんとの絡みがあまりないのが残念で悔しかった。僕がアドリブをかますと、すごくうれしそうに返してくれるんですよ。その顔が忘れられない。もう、みんなのことをかわいいと思うようなじいさんの歳になってしまいました」と自虐を交えて話した。

キャスト陣が最近“極めていること”を「極◯◯道」という形で発表する場面も。竹中は「極小気弱道」と自身の気弱さを嘆き、MEGUMIは「極サウナ道」とサウナ愛を吐露。川口は「極体力づくり道」と、体力のなさを自覚しトレーニングに励んでいることを明かす。「極鶏胸肉道」とした玉木は龍を演じるに当たり、体を原作に近付けるため肉体改造を行ったことを話し始める。「連ドラとはちょっとトレーニング方法を変えて、映画のときは炭水化物をほぼ摂らずに、鶏胸肉を1日1.2kg食べてました。焼くだけだと固くなってしまうので低温調理器に入れて作ったものを現場に持っていって」と撮影時の裏話を披露。MEGUMIは「主演で忙しいのにジムにも週3日、朝6時ぐらいから行って撮影してるんですよ。めちゃくちゃストイック。私は“玉木神（たまきしん）”と呼んでました」と尊敬のまなざしを向けた。

最後に玉木は「ある意味、昭和の匂いのするような作品。コロナで窮屈な今の世の中で純粋に笑ってもらえるはず。エンドロールにジャッキー・チェンの映画のようにNGシーンが流れるんです。僕はそこに出てくるMEGUMIさんが大好き。最後まで気を抜かずに笑っていただける作品になっていると思います」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

おおのこうすけのマンガを瑠東東一郎が実写化した「極主夫道 ザ・シネマ」は、6月3日より全国ロードショー。

(c)2022「極主夫道 ザ・シネマ」製作委員会