山田涼介「鋼の錬金術師」の現場は「筋肉バカしかいない」、キャスト同士で筋トレも
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「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」の製作報告イベントの様子。
「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」の製作報告イベントが本日4月21日に東京のザ・プリンス パークタワー東京で行われ、キャストの山田涼介(Hey! Say! JUMP)、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、渡邊圭祐、水石亜飛夢、舘ひろし、山本耕史、栗山千明、佐藤隆太、内野聖陽、監督の曽利文彦が登壇した。
荒川弘によるマンガを実写化した本作は、人体錬成により代償を背負った錬金術師のエルリック兄弟が、失った体を取り戻すために“賢者の石”を探す旅を描いた物語。2017年に公開された実写映画の続編となる2部作「復讐者スカー/最後の錬成」では、原作の最終話までが描かれる。山田がエド、水石がアルを演じた。
イベントでは国家錬金術師の命を狙う“傷の男”・スカー役で出演した新田真剣佑のコメント映像が公開。「この作品に携われたことを光栄に思います。スカーをいかに魅力的に見せられるかを考えながら演じました」と伝えた。
続編の公開決定にあたって山田は「(前作から)4年間、『鋼の錬金術師』への思いは途切れていなかったので『いつでもいけます』という気持ちでクランクインを迎えられた。さらにパワーアップしたキャストを迎えての撮影だったのでうれしかったです」と思いを明かす。前作からパワーアップした部分を尋ねられたフジオカは「山ちゃん(山田)の肩周りがパワーアップしましたね、三頭筋とか(笑)」と回答。それを受けて山田は「この現場筋肉バカしかいなくて(笑)。みんなで筋トレしていました」と笑いを誘う。蓮佛も「スケールアップしたこととして記憶に強く残っているのは筋トレ」と続け、本田も「すごくわかります、お茶を飲むところに大きいプロテインが置いてあるんですよ」と同意した。
本郷は「(この作品は)本当に次々とすごい芸能人が出てくる。1作目での推しはマース・ヒューズ。本作でも新規でヒューズのシーンを撮ってくれたのがうれしかったです」と述べ、共演した山田については「完璧だなと思って。現場への気遣いもすごいし立体映像なんじゃないか?と思うくらい」とユーモアを交えて語った。
主人公・エドについて本田は「どんな人でも挫けてしまうような場面でも折れない。誰かを守って立ち向かっていく姿が魅力的」と説明。山田も「自分の信じた道を突き進む、芯を曲げないところは演じていてもすごいなと尊敬します」と話した。
エドとアルの父親ヴァン・ホーエンハイムと、人造人間ホムンクルスたちの生みの親である“お父様”の2役を演じ分けた内野。「自分の演じる役同士が同じ画面上で対峙する場面があった。自分の演技に対して演技するのが楽しかったです」と述懐。舘は山田について「映画を拝見したが、躍動していて素晴らしい俳優だと思いました」と称賛した。曽利は「舘さんは現場でもめちゃくちゃ格好よくて、見惚れていました」と振り返る。
アクションシーンについて山田は「大変ではあったけれど、毎日違うアクションができるからワクワク感を持って現場に臨めた」と述べ、「『原作でこのポーズをしているので取り入れてみませんか?』と提案もしていました」と撮影のエピソードを明かす。最後に「実写版『鋼の錬金術師』がパワーアップして劇場に帰ってきます。実写化なので、生身の人間が演じる生っぽさをぜひ劇場で堪能していただけたら」と作品の魅力をアピールし、イベントを締めた。
「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は5月20日、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は6月24日よりロードショー。
(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会