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リアルな恐竜が大活躍!リハ潜入で体感した「DINO SAFARI 2022 ~未来のヒカリ~」の魅力

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「DINO SAFARI 2022」リハーサルの模様

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もしも恐竜に本当に出会えたら。そんな夢を味わえる体験型ライブエンターテインメント「DINO SAFARI 2022 ~未来のヒカリ~」が本日から、開業10周年を迎える渋谷ヒカリエにて開幕する(5月8日まで全36公演)。昨年は残念ながら3日間のみの開催となった大人気公演が、今年はさらにパワーアップ。開幕を直前に控える中、開発・制作を手掛ける株式会社ON-ART代表取締役の金丸賀也氏のコメントを交えながら、都内某所で行われた貴重なリハーサル風景をレポートする。

造形に徹底的にこだわったリアルな自立歩行恐竜“DINO-TECHNE(ディノテクニ)”が観客の目の前で自由に歩き回り、観客自身が恐竜の世界に入り込んだかのような体験ができる“恐竜サファリ”プロジェクト、それが「DINO SAFARI」だ。今回は最新の研究成果を盛り込みながら「恐竜をじっくり観察し、もっと深く学び、好きになる」をコンセプトに、教育と娯楽のコラボレーションを楽しめる“エデュテインメント”という初の試みで、さらなる進化を遂げる。

まず登場したのは、全長4.8メートルのユタラプトル。白亜紀前期に活躍した、足が速く、優れた視力と高い知能を持っていたとされる肉食恐竜だ。獲物をかみ砕く鋭い歯、後ろ足についた大きな大きな鉤爪からも、そのどう猛さが伝わるが、同時に鳥の先祖に位置づけられるだけに、美しい毛並みも印象的。そんな恐竜たちの個性を間近で体験できるのが「「DINO SAFARI 2022」の大きな魅力だ。

続いて登場した大型肉食恐竜のアロサウルス(全長6.4m)、ジュラ紀に生息していた草食恐竜のステゴサウルス(全長7.0m)が繰り広げる迫力のバトルシーンで公演は早くも最初のクライマックスを迎える。ちなみに、ステゴザウルスは昨年登場したものからモデルチェンジしているといい「前回が1号機で、今回は新しく開発した2号機。ひと回り大きいです」(金丸氏)とアピールする。

「恐竜を通して、子どもたちに生き物を好きになってほしい」

「DINO SAFARI 2022」リハーサルの模様

ライブショーとしての迫力に加えて、来場者を恐竜の世界に導くMC(見学したリハーサル時には、俳優の西洋亮さんが担当)と、冒険の安全を守るレンジャーたちによる解説にも工夫が凝らされている。卵や脳の大きさをクイズ形式で出題したり、観客の拍手で居眠りしてしまったステゴザウルスを起こしてあげたりと、会場が一体となり“学び”の空間が生み出されるのだ。

「今回特に強く意識しているのが恐竜の解説ですね。間近で恐竜体験をしてもらうのはもちろんですが、そこに学びをミックスすると、見てくださる皆さんもすぐに吸収してくれる。本を読むのも素晴らしいですけど、フィールドに出かけて学ぶと、得られる知識に広がりと奥行きが生まれるんです。そういうショーを目指しています」(金丸氏)

白亜紀前期のアフリカに生息したスコミムスは、全長9.0メートルと圧倒的な存在感だ。肉食恐竜の代名詞ともいえるティラノサウルス(全長8.0m)と、トリケラトプスの親子(親・全長6.6m/子ども・全長3.0m)のド派手な対決シーンも必見。両者は約6600万年前の北アメリカで繫栄し、当時激しく争った痕跡を示す化石も多数発見されている。そうした知識が、目の前で起こるバトルにさらなる臨場感とリアリティを与えてくれる。まさに広がりと奥行きだ。再度登場する2頭のユタラプトルが披露する求愛のダンスには、鳥の習性が垣間見えるだけでなく、脈々と生命をつなぐ生き物の尊さを観客に伝えているように思えた。

「恐竜を通して、子どもたちに生き物を好きになってほしいというのが第一ですね。地球は知れば知るほど、神秘と多様性に満ち溢れている。そして、何よりもたくさんの生き物たちと調和しながら、共生しているんだと。だからこそ、学びも大切にしています。目の前で驚きの体験をしてもらい、そういう部分に目を向けてもらえれば、きっと心も豊かになれるし、より良い“未来のヒカリ”につながればと思っています」(金丸氏)

公演が行われる渋谷ヒカリエホールAに隣接するホールBでは会期中、物販に加えて、フォトスポット「ディノサファリのミニ恐竜たち展」も同時開催。福井県立恐竜博物館の監修を得たフクイラプトル、フクイサウルスが展示されることになり、金丸氏は「日本にも恐竜王国があったと知ってもらい、より身近に恐竜を感じてもらえれば」と語っていた。

渋谷ヒカリエ10周年 DINO-A-LIVE
「DINO SAFARI 2022 ~未来のヒカリ~」
4月27日(水)から5月8日(日)まで ※全36公演
渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール
https://dinosafari.jp/

取材・文・写真:内田涼

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2202683

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