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クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードが語る『ジュラシック・ワールド』最新作

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クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード Photo:Kazuhiko Okuno

世界中に衝撃を与えた『ジュラシック・パーク』から25年。『ジュラシック』シリーズ第5弾となる『ジュラシック・ワールド 炎の王国』は、これまでのシリーズを踏襲しつつも、新たなチャレンジを試みている。物語を牽引するクリス・プラット&ブライス・ダラス・ハワードが来日し、『ジュラシック・ワールド』の魅力を語った。

本作は、2015年に公開され、日本でも95億円を超える大ヒットを記録した『ジュラシック・ワールド』の続編。崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」に残された恐竜たちを巡る、人間たちの善意、悪意が入り混じるなか起こる大騒動を描く。

プラットは「シリーズものは進化していかなければならない」という大前提を挙げると「オリジナル三部作、そして前作『ジュラシック・ワールド』は、怖い恐竜が人間を追いかけ回すという人間と恐竜の関係性、そして島が舞台になっているという構図は同じ。それはすごく魅力的なことだけれど、同じことをしていては飽きられてしまう」と本作が担う役割について説明する。

続けて「冒頭のシーンはこれまでの流れを汲んだド迫力な展開になっていますが、そこから徐々にこれまでのシリーズにはないようなシーンが続いていきます。特に狭いシチュエーションでのスタントは工夫が必要で、難易度は高かったですが、非常に現実味があり、おもしろかった」と撮影を振り返る。

ハワードも「とにかくクリスがすばらしい。12歳の少年が喜ぶようなアクションシークエンスに対して、すごく直感的に反応するのです」とプラットのアクションセンスを絶賛すると「台本を読んで閉鎖的な空間でのアクションシーンをどのように演じるのか興味を持っていたのですが、クリスは現場に入ると、次々とアイデアを出しました。見ているだけで楽しい」と共演者をも唸らせるシーンの連続だったという。

前作に続いて2作目となる『ジュラシック』シリーズ参戦。プラットは「何世紀かにひとつ、決定的なインパクトを時代に与える映画というものが存在しますが、このシリーズは、そのひとつだと思います。僕にとっては『スター・ウォーズ』シリーズのようなもの。最初の作品もワクワクしながら劇場で観ていたし、そんな作品に参加できる、しかもスティーヴン・スピルバーグ作品の一部になれるなんて特別なことなんです」と興奮気味に語る。

一方のハワードも「クリスと同じで、私も第一作目から劇場で観ていたんです。あまりにも恐竜がリアルで、映画作りの可能性を感じ、どんなものでも表現できるんだと思わせてくれる体験が得られた」と目を輝かせると「こうしたフランチャイズ映画というのは、興行的に成功しても、現場はひどいものだったということがあるのですが、クリスをはじめリスペクトできる人たちとの映画作りはとてもエキサイティングでした。チームワークの良さも観客に伝わっているのではないでしょうか」と貴重な作品であることを強調する。

プラット演じるオーウェン、ハワード演じるクレアの関係性も本作の見どころとなっているが「前作からふたりはどんな時間を過ごしてきたか。そこを皆が共有することが大切だと思ったので、徹底的にキャラクターを深堀りし、すり合わせました。そうすることによって、どんなアクションシーンも発言も違和感がなくなった」とプラットが語ると、ハワードも「前作のふたりは、馬の合わないふたりが一緒にいなくてはならないという古典的な関係でした。今回は時間を経て、この関係性が変化しています。クリスも話していたように、徹底してキャラクターに向き合っているので、より深い関係が描き出されていると思います」とオーウェンとクレアの関係性も、本作の大きな見どころであることを語った。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
公開中

取材・文:磯部正和

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