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「映画監督有志の会」の提言書に日本映画製作者連盟が回答

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ナタリー

「映画監督有志の会」の提言書に対して日本映画製作者連盟が回答した文書。

「映画監督有志の会」が提出した「労働環境保全・ハラスメント防止に関する提言書」に、日本映画製作者連盟(映連)が回答したことがわかった。

是枝裕和、諏訪敦彦、岨手由貴子、西川美和、深田晃司、舩橋淳が名を連ねる「映画監督有志の会」。同会は映連の回答について「映画制作現場におけるあらゆる暴力、ハラスメントについて同連盟が断固反対の立場を取ることが明言された上で、同連盟が参加し2019年より検討が進められている『映画制作現場の適正化』に向けての取り組みにおいて、ハラスメント対策を含む労働環境保全全般の問題の是正のための具体的な施策が検討されているとの報告がありました。各種契約書の取り交わしの履行や就業時間の制約などとあわせて各種ハラスメント等の防止についてのガイドラインの策定が目指されているとのことで、私たちはこの取り組みに対し一定の評価をするとともに、一刻も早く実効性のある制度が実現することを期待したいと思います」とコメントした。

そのうえで同会は「しかし、私たちの提言にあるハラスメント防止のための具体的な施策(提言2)や、第三者機関による相談窓口の設置(提言4)など検討事項の具体的な内容については明らかにされておらず、また実施時期についても明記されておりません」と指摘。「映画監督有志の会としては引き続き検討経緯を見守るとともに、現場の声を届け、日本映画界において重要な責任を負う同連盟が、危機感をもってハラスメント防止に向けて主体的に発信、行動するよう、また『映画制作現場の適正化』において実情に応じたよりよい制度設計がなされるよう提言、協力を行ってゆきたいと思います」と結んでいる。

(c)2022 映画監督有志より