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斎藤工「映画の夢を全身全霊で浴びた」 完成したばかりの『シン・ウルトラマン』に圧倒される

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5月13日(金)より公開される映画『シン・ウルトラマン』(企画・脚本:庵野秀明)の完成報告会見が5月2日、都内で行われ、主人公であるウルトラマンになる男・神永新二を演じる斎藤工、共演する長澤まさみと西島秀俊、樋口真嗣監督(『シン・ゴジラ』)が出席した。

『ウルトラマン』55周年を記念し、企画・発想の原点に立ち還りながら、謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」の存在が日常化した現代日本を舞台に、新たなる“ウルトラマン”が降着した世界を描く、空想特撮エンターテイメント作品。人気声優の津田健次郎が地球に来訪した外星人・ザラブの声を担当。主題歌には米津玄師による書き下ろし楽曲「M八七」(エムハチジュウナナ)が起用された。

コロナ禍の影響も受け、公開が延期されていた本作だが、ついに1時間53分の本編が完成。なんとキャスト陣も、会見当日に本編を鑑賞したばかりだといい、斎藤は「あまり言語化できない感情が今も続いている。自分の少年性や、映画の夢を全身全霊で浴びた」と圧倒された様子。同時に「庵野さんや多くの皆さんの思いを届けるため、これだけの時間が必要だった。去年でも来年でもなく、今公開されることが必然だと突きつけられたような気がする」と手応えは十分だ。

庵野氏による脚本については、「活字や情報の量もものすごく、僕ごときは理解できないと思い、一度閉じました(笑)。複雑かつ壮大で、自分の想像が追い付かない世界観」と振り返り、「1ページ目の“社外秘”という文字からも、驚きを届けたいという思いが伝わった。好奇心と夢が詰まった魔法の辞典」とも語っていた。

大気圏外から出現した“銀色の巨人”の分析官として、神永とバディを組む浅見弘子を演じた長澤は、「今も高揚感に包まれ、1度見ただけでは処理しきれない。何度も映画館に行きたい」と斎藤同様に興奮冷めやらぬ状態。「ひとりひとりが活躍し、感情も生き生きと描かれているので、人間ドラマしても感動できる」とアピールした。

西島が演じるのは、禍威獣に対応する「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」の班長・田村君男という役どころ。「想像をはるかに超える、すごい傑作が生まれた」と太鼓判を押し、「今の子どもたちの記憶にも深く刻まれるはず」と映画が託す未来にも希望を寄せた。

「映画になる部品を粘り強く磨き上げる作業は楽しかった」と回想する樋口監督は、「楽しいからといって、ずっと続けていては、お客さんに見せられない」と複雑な表情も。「何とか完成しました(笑)。こんなに恵まれた状態でできた映画はない。みんなありがとうという気持ちでいっぱいです」と感謝を示し、「早く見ないと、迂闊にネタバレする奴も出てくるので。あっ、俺のことか(笑)。一刻も早く見てください」と笑いを誘っていた。

取材・文・写真=内田涼

『シン・ウルトラマン』
5月13日(金)より公開

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