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「なぜ死が怖いのか」追い詰められる萩原みのり 実際の幽霊団地事件をもとにした『N号棟』本編映像公開

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『N号棟』 (C)「N号棟」製作委員会

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気鋭の実力派女優・萩原みのり主演作、2000年に実際に起きた都市伝説にもなっている幽霊団地事件をもとにした“考察型”恐怖体験ホラー映画『N号棟』の本編映像が公開された。

2000年、岐阜県富加町にて起きた幽霊団地事件をもとに、『世にも奇妙な物語』を数多く演出およびプロデュースした奇才・後藤庸介監督による解釈で、実際の事件を超える未知の“考察型”恐怖体験ホラー映画として日本では類を見ない新機軸となる作品となった『N号棟』。

主演には、昨年末公開の主演作『成れの果て』での好演も記憶に新しい、近年話題作への出演が相次ぎ、作品ごとにその表情を大きく変える、いま業界で最も注目される女優のひとり、萩原みのり。

共演には、子役時代から数々の作品に出演している実力派の山谷花純。『夏、至るころ』、『衝動』と主演作が続く倉悠貴、国内外問わず多くの賞を受賞している名女優・筒井真理子ほか、超個性派バイプレイヤーの岡部たかし、諏訪太朗、赤間麻里子などが脇を固める。

夜中、誰もいない部屋から響く音。勝手に開閉を繰り返すドア、チャンネルが勝手に切り変わるテレビ。とある団地の一棟で数多の怪奇現象が報告される。現地には大勢の警察やマスコミ、霊能者が押し寄せ、大パニックとなったが、“建て付けの問題など、欠陥住宅であることに起因する現象だった”として事態は収束する。驚くことに、その怪奇現象の発信源は他でもない住人たちだったとも言われる。が、その裏で本当は何が起きていたのか?真実を知る者はだれひとりいなかった。

このたび公開されたのは、幽霊団地の住民たちに追い詰められる史織(萩原みのり)を捉えた本編映像。死恐怖症の史織に「怖いの?なぜ?死が近いと感じるから、そうよね?」と住民たちのリーダーの加奈子(筒井真理子)が語りかける。



睨み返す史織だが「ではなぜ死が怖いのか、死んだらどなるかわからないから。でもね肉体は消滅しても魂は生き続ける。見たでしょ、この現世の先に永遠の楽園があるのです。死は苦痛ではない、怖がる必要は無いんです。私たちは幸運です、死なないことを知った。しかもすべてを分かち合った仲間たちがいる。死は素晴らしいことなのです!」と諭しながら不気味にほほ笑む。

周りの住人達も拍手でそれに応えるが、「だったら自分が死ねばいい!」と声を荒げる史織。しかし加奈子は「未知の世界を恐れることは仕方のないことです、しかしそれは人間の思い上がりです。すべてを知りたい?なんでも自分でコントロールできる?愚かな」と切り捨て、史織に近づいていき、ささやくように「死ねば分かります、どうせここから帰すこともできませんし」とナイフを渡し、死ぬことをすすめる。果たして史織は一体どんな決断を下すのか?

後藤監督は「(萩原の)顔色が人間のそれじゃない」と、クライマックスのシーンについて回想し、萩原自身もこのシーンの撮影が特に大変だったようで「後半にかけて記憶がないシーンがいくつかあって、徐々に顔色がおかしくなっていて、リアルに萩原みのりのHPがゼロに近づいていく様がきちんと映像に残っている」と語っている。

『N号棟』
公開中