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「ククルス・ドアンの島」古谷徹は「もっともっと大好きな15歳のアムロを演じたい」

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「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」完成披露舞台挨拶・最速上映イベントの様子。

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の完成披露舞台挨拶・最速上映イベントが本日5月18日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、声のキャストである古谷徹、武内駿輔、成田剣、古川登志夫、潘めぐみ、廣原ふう、監督の安彦良和が登壇した。

1979年から1980年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」の第15話「ククルス・ドアンの島」を映画化した本作。残敵掃討任務のため通称・帰らずの島を訪れたアムロ・レイとジオン公国軍の脱走兵ククルス・ドアンの交流が描かれる。アムロに古谷、ドアンに武内が声を当てた。

古谷は「『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙』から40年、スクリーンに15歳のアムロ・レイが帰ってきました」と挨拶。成田は「久しぶりにガンダムの作品に出させていただいて、この40年という歳月の重さと感動のシーンの数々......ガンダムのメンバーの一員になれたかなという気持ちになりました」と胸の内を明かす。古川は「ご来場のアースノイドの皆さん、そしてライブビューイングをご覧のスペースノイドの皆さん!」と作品にちなんだ呼びかけで会場を沸かせた。

イベントではアムロの「親父にもぶたれたことないのに」というセリフが収録された本編映像の一部を上映。古谷は「ゲームとかでは毎年このセリフを収録してるので、43年間ぶたれっぱなしなんですよ(笑)」と告白し笑いを誘う。武内は「ファーストガンダムを応援してくださっていた方にはたまらない演出がところどころにあります。劇場版を観ればファーストガンダムがどういうものなのか、新しくガンダムを知る人でも楽しめると思います」と語った。

ファンからは、これまでガンダム作品に触れたことのない人への本作のお薦めポイントを尋ねる質問が。潘は「今回(劇中に)子供たちが20人登場するのですが、その子たちの愛くるしさ、尊さといいましょうか……。子役さんが演じていて、大人では演じられない素敵なものが詰まっています」と伝える。古谷は「ストーリーのテーマもそうですし、モビルスーツの戦闘シーンの迫力、美しさ……あとは、アムロがかわいい!(笑) 」と笑顔を見せた。

島で暮らす子供たちの1人・カーラを演じた廣原について安彦は「カーラは子供たちのお姉さん役。非常にふうさんの芝居がよくて、うまいなあと思っていたら、(廣原が)7人きょうだいの長女と聞いて。うまいわけですよ」と絶賛。廣原は「(作品を)観ていると『私もこんなことあったなあ』と思い出させてくれるようなシーンがたくさんありました」と振り返った。

最後に古谷は「『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』はきっと観終わったあとに心が温かくなる作品です。(『ガンダム』には)ククルス・ドアンと同じように素敵なエピソードがたくさんあります。さらにまたアニメ化されるようになったらうれしいです。もっともっと大好きな15歳のアムロを演じたいと思っております」と述べる。安彦は「 この作品は観終わって暗くなるような話ではないので、期待を込めて観ていただけたらと思います」とメッセージを送りイベントを締めた。

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」は6月3日より全国ロードショー。

(c)創通・サンライズ