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めいちゃん、無料配信ライブ『ファンファーレ!』オフィシャルレポ「めちゃくちゃ広い場所で歌わせてもらってます!」

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無観客無料配信ライブ『ファンファーレ!』より 撮影:WISH 五十嵐和則

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歌い手としてネットシーンを中心に人気を博しているめいちゃんが自身初となるノエビアスタジアム神戸での無観客無料配信ライブ『ファンファーレ!』を開催した。

先月、自身のTwitterで「まさかこんな大きな会場で歌えるなんて夢にも思っていませんでした」という熱いコメントを寄せたライブは、ドローンを駆使した迫力あるカメラワークで届けられ、「ズルい幻」「小悪魔だってかまわない!」といった人気曲の数々を惜しげもなく披露して同時視聴8万人、累計では30万人の視聴者を楽しませ、Twitterトレンド1位、関連ワードが多数トレンド入りするなど盛り上がった。

画面に映し出されたカウントダウンのあと、約3万人を収容する広大なノエビアスタジアム神戸のフィールドの中央に用意されたバンドセットにめいちゃんが駆け足で登場した。「俺がめいちゃんだ! よろしくお願いします」。気合の入った第一声を皮切りに、バンドメンバーが繰り出す演奏でライブはスタート。

オープニングは「パンダヒーロー」と「KING」を巧みなアレンジでつなぎ、これまでに数々のボカロ曲やJ-POPをカバーしてきた圧倒的な歌唱力を広いスタジアムに思い存分響かせていく。“いつだって孤独じゃないよ”というストレートなメッセージを届けた自身による作詞作曲ナンバー「ブライトサイン」に続き、「電車とか家とかにかかわらず、ジャンプしてください!」と呼びかけた「ライムライト」では、芝の地面に膝をついてカメラを覗き込むように歌っためいちゃん。その場にお客さんのいない配信ライブでありながら、距離感を近く感じられるパフォーマンスで魅了していった。

ノンストップで4曲を歌い終えたあと、「めちゃくちゃ広い場所で歌わせてもらってます!すごいことだよ、これ」と、興奮気味に初のスタジアムライブのよろこびを語っためいちゃん。エキセントリックに展開するバンドサウンドにファルセットを交えたハイトーンボーカルを畳みかける「フォニイ」から、川谷絵音が作詞作曲・サウンドプロデュースを手がけたゴージャスで中毒性の高いナンバー「ズルい幻」へと、高度なボーカルスキルが求められるハイカロリーな楽曲たちを渾身の歌唱で歌い上げると、「(キーが)高すぎ(笑)。頭がおかしくなりそうだけど、なんとか正気を保っています」と笑顔を見せた。

終盤には、神戸を本拠地とするサッカーチーム・ヴィッセル神戸のマスコットキャラクター、モーヴィを迎えたPK対決を展開した。「俺のスーパーキックを受け止めてもらうために来てもらいました」と意気込むめいちゃんだったが、まさかの手でシュートを決めるという自由すぎるパフォーマンスで笑いをさそった。クライマックスに届けた人気曲「小悪魔だってかまわない!」にはモーヴィも振り付けで参加。ゲーム音楽を思わせる遊び心が溢れるサウンドに合わせて、“バッキューン!”のポーズが決まると、チャット欄も一体感のあるコメントで賑わった。

ラストはアニメ『エスタブライフ グレイトエスケープ』のオープニングテーマとして、めいちゃんが初めてアニメ主題歌を担当した爽やかな最新曲「ラナ」(オリコン週間ストリーミングランキングで2週連続(5月16日付&5月23日付)1位を獲得)を披露。自身も手がけた歌詞について、「未来への気持ちを込めた曲です」と言葉を寄せると、まだ見ぬ明日へと力強く前進してゆくポジティブな歌のなかで、「めちゃくちゃ幸せです!ありがとう!」と感謝を伝え、全8曲、約50分間のライブを締めくくった。

なお、この日のライブでは、5月28日に「めいちゃん史上最大となる」ふたつの告知があることがアナウンスされた。2022年はここから新しい挑戦が続々とはじまっていく予定であり、その幕明けを意味することから、この日のライブは「ファンファーレ」と名づけたという。これまでもファンをあっと驚かせるようなワクワクを常に用意してきためいちゃんだけに、今後の展開を楽しみに待ちたい。

文=秦理絵
写真=WISH 五十嵐和則

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