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蓮實重彦がセレクトしたジョン・フォード監督全43本の大特集、開催決定!

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『捜索者』 (C) Parc Circus/Warner

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「西部劇の巨匠」といえばジョン・フォード。『駅馬車』から始まり、『アパッチ砦』『黄色いリボン』『リオ・グランデの砦』など、西部劇の古典といわれる傑作が並ぶ大監督だ。その大特集が、7月23日(土) からシネマヴェーラ渋谷で開催される。

日本を代表する映画評論家のひとり、蓮實重彦さんのライフワークといえる『ジョン・フォード論』(7月21日(木) 文藝春秋刊)の出版と連動した特集企画で、タイトルは「二十一世紀のジョン・フォード」。

『アパッチ砦』

7月23日(土) から8月19日(金) に「Part1」として25本、9月10日(土) 〜10月7日(金) に「Part2」として18本、全43本を上映する。作品選定も蓮實さんが手がけている。 リバイバル上映される西部劇の名作だけでなく、DVD化どころか、未ソフト化の珍しい作品も多く、貴重な上映機会となる。

プログラムはすでに発表されている。Part1はジャック・フォード名義の『誉の名手』『砂に埋れて』、初期の名作『アイアン・ホース』『血涙の志士』『若き日のリンカーン』、1940年代の『怒りの葡萄』『タバコロード』、そして西部劇の名作『荒野の決闘』『アパッチ砦』『捜索者』『リバティ・バランスを射った男』など、Part2は『鄙より都会へ』『誉れの一番乗』『肉体』『男の敵』『周遊する蒸気船』『コレヒドール戦記』『逃亡者』『リオ・グランデの砦』など。映画ファンなら思わずため息がでそうな作品が並ぶ。7月23日(土) のMoMA修復版 『香も高きケンタッキー』上映後には蓮實重彦さんのトークが予定されている。

『香も高きケンタッキー』 (C) Parc Circus/Disney

蓮實さんによる『ジョン・フォード論』は四十年来の企画で、近年連載が再開された雑誌『文学界』では大きな反響をよんだ。書籍情報によれば「"古典的な西部劇の巨匠"というレッテルからジョン・フォードを解き放ち、画面そのものを見つめる快楽へとひたすら誘う──『監督 小津安二郎』と双璧をなす著者集大成」だという。

「西部劇の巨匠というレッテルから解き放ち」という意味深なフレーズが気になるところ。セレクションにも様々な意味がこめられていそうだ。果たしてどんな「21世紀のジョン・フォード論」が展開されるのか。ことし最も注目される映画本の発行と特集上映になることはまちがいない。

「蓮實重彦セレクション 二十一世紀のジョン・フォード Part1」チラシ

<上映情報>
『ジョン・フォード論』刊行記念
「蓮實重彦セレクション 二十一世紀のジョン・フォード」

Part1:7月23日(土) 〜8月19日(金)
Part2:9月10日(土) 〜10月7日(金)
シネマヴェーラ渋谷

詳細はこちら:
http://www.cinemavera.com/preview.php?no=280

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