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長谷川博己「幻想的で美しい世界を映画館という異界で楽しんで」 綾瀬はるかと映画『はい、泳げません』公開直前イベント出席

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『はい、泳げません』公開直前イベント

長谷川博己と綾瀬はるか、渡辺謙作監督が5月25日、映画『はい、泳げません』公開直前イベントに出席した。

本作は泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』以降、初の主演作品となる長谷川が演じるのは、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司。そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香を綾瀬が演じることでも話題となっている。

行われたイベントでは、背面に設置されたLEDに水面が揺れる大きなプールが映し出された幻想的なステージ上に長谷川博己、綾瀬はるか、渡辺謙作監督が登場。

大きな拍手のなか「映画のイベントは4、5年ぶり」、「こうやって戻ってこられて嬉しいです」と感無量の様子の長谷川。綾瀬は「ようやく公開できるので楽しみにしています」とにこやかに挨拶した。

8年ぶりの共演となる両者。長谷川はじっくりと考えながら、綾瀬への印象について「ますます華々しさがあり、素晴らしい、頼れる共演者です。久し振りでも違和感なく、すっと楽しくやらせていただきました」と話す。それを受けて綾瀬は「仲良くさせてもらっているので……」と照れつつ、「台本を読んだ時、小鳥遊(長谷川)の役はぴったりだなと思っていたので、一緒に楽しくやらせていただきました。一点を突き詰める感じ、こだわるところ、あとは……最終的にもがいているところをみんなに支えてもらうところがぴったり」と一気に言い切る。続いて長谷川を見て「良い意味ですよ!」とあくまでも褒めていることを強調すると会場が和んだ。

プールでの撮影について話が及ぶと、長谷川は「なるべく沈んでいなければいけないので、息を抜いた状態は苦しかったですね」と回想。「泳ぐのは好きなので、どうしたら泳げない人を演じられるかは悩ましいところでした。水を嫌いになる感覚が難しかった」と語ると、綾瀬は「私は9割がプールでの撮影だったので、監督もスタッフもみんな水着で、なんだか部活の延長で映画が出来上がっていった感じでしたね」と楽しげ。

週2回のペースでクロールを練習していたところ「突然監督から4種目やって」と言われたといい、さらに練習を頑張った綾瀬だったが、結局そのシーンは「使われなかった」と監督に苦言も。監督は「…メイキングで使うかも」と申し訳なさそうに返答していた。

また長谷川と綾瀬の師弟関係についても見どころの本作。綾瀬のコーチっぷりについて長谷川は「先生っぽかったんですけど、なんというか……超人的な部分がある役なので、そこが彼女のもっている雰囲気とマッチしていて完璧でした。たまに怒られたいですね」とユーモア混じりにコメント。「小鳥遊は何をいっても良い返しがくるので、張り合いがありました」と綾瀬は先生らしく返した。

作品名にかけて「○○できないこと」については、長谷川は「洋服が捨てられません」、綾瀬はカマキリが苦手だということで「触れません」とそれぞれ回答。

最後に本作について、監督は「どこを見ても長谷川さんのいろいろな表情を見ることができる映画」と表現。綾瀬は「小鳥遊さんの過去と向かい合っている姿がずしっときますが、映像で見ると重くなりすぎず不思議な気持ちになる、見たことのない映画だなと思います」とアピール。

「記憶と再生の映画」とした長谷川が「記憶と向き合って再生していくというか、そういうことを誰が観ても感じられる、普遍的な良い映画なんじゃないかと思います。ファンタジーっぽいところもあって、ジブリ作品に近いかな。是非、幻想的で美しい世界を映画館という異界の中で楽しんでくれたらと思います」とコメントして、公開直前イベントを締め括った。

『はい、泳げません』
6月10日(金)公開

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