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未来を守りたいから…「PLAN 75」高齢者が死を選ぶ制度の加入促進する劇中CM

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「PLAN 75」

75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認め、支援する制度が施行された近未来の日本を描いた「PLAN 75」。その制度“プラン75”への加入を促進する劇中CMがYouTubeで解禁された。

第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール スペシャルメンション(特別賞)を受賞した本作。舞台はプラン75の開始から3年経ち、高齢化社会の解決策として制度の利用を推奨するような風潮が広がる日本だ。倍賞千恵子演じる主人公の角谷ミチは、後期高齢者のための集団検診に訪れた際に館内で流れるプラン75への加入促進CMを目にすることになる。

遺言信託、生前整理、葬儀、墓の手配、死後の手続き、心のケアなど、死を選んだ人の最期を無料でサポートするプラン75。夫との死別後、ホテルの客室清掃の仕事をしながら慎ましく暮らすミチは、突然の解雇をきっかけに社会での居場所を失い、プラン75への申請を検討し始める。

CMは「未来を守りたいから」というキャッチコピーのあとに、制度の利用を決めた女性のインタビューが続く。彼女が笑顔で「人間は生まれてくるときは選べないから、死ぬときくらいは自分で選べたらいいだろうなと思って。自分で死に方を決めることができたら安心だなと思って、なんの迷いもなかったです」と制度を推奨する姿が収録された。

早川千絵が監督を務めた「PLAN 75」は、6月17日より東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー。倍賞のほか、磯村勇斗、河合優実もキャストに名を連ねた。

(c)2022『PLAN 75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee