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映画『とおいらいめい』 特報映像&場面写真公開 腹違いの三姉妹を演じた高石あかり、吹越ともみ、田中美晴からのコメントも

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『とおいらいめい』 (C)ルネシネマ

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人類の滅亡を前にゆっくりと家族になっていく姉ふたりと腹違いの妹を描く映画『とおいらいめい』が8月27日(土)から9月23日(金)まで池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開される。このたび、この映画の特報映像と場面写真が公開。あわせて腹違いの三姉妹を演じた高石あかり、吹越ともみ、田中美晴からコメントが届いた。

本作はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭 短編部門最優秀作品賞の受賞歴がある大橋隆行監督が、「世界の終わり」でも大切なものを、瀬戸内を舞台に描いた作品。

主演は、東京で半年以上のロングランヒットとなった『ベイビーわるきゅーれ』で初主演し、舞台『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役でも注目されている高石あかり。父の死をきっかけに腹違いの姉ふたりと初めて共同生活をすることになり、1人で抱え込みながらも、時に10代らしい天真爛漫さも見せる三女・音役を繊細に演じる。

また、彗星の衝突による人類の滅亡を前にシェルターの個室の設計を担当し、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々を送る長女・絢音役で、ドラマ『半沢直樹』に出演した吹越ともみ、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会する次女・花音役で、日仏合作『MINORI』でフランスで話題になった田中美晴がトリプル主演を務め、日が没むまでの一発勝負の12分もの長回しに挑んだ。



このたび、本作の特報映像と場面写真が公開された。主演の3人のほか、三姉妹の母親役のしゅはまはるみや、音が唯一本音を話せる八百屋の店主・耕三役の藤田健彦の姿が捉えられた映像や場面写真は、映画への期待が高まるものとなっている。

また、三姉妹を演じる高石、吹越、田中からのコメントも公開。田中は「コロナの影響で、1年がかりの撮影となりましたが、それ故に大橋組の絆がさらに深まり、よりよい作品になったのではないかと思います。」と撮影を振り返り、吹越は「皆で食べるご飯はやっぱり美味しいし、喧嘩の声さえ愛おしい。これは、この作品から私が教わったことです。」と作品への愛を語った。そして高石は「今作のラストは、衝撃です。」というラストについて、「生きたい、と思わせてくれる、心からこの言葉が湧いてくるような、そんなシーンです。」とコメントした。

<コメント全文>
三女・音役:高石あかり
私の思う宮田音ちゃんは、物事に凄く敏感で、頭の中に自分の世界が広がってるような、掴めない、”波の音”のような女の子で、音ちゃんを演じるにあたって、観ている人が、無意識に少し違和感を覚えるような会話のテンポ、「間」を大事に演じました。

『とおいらいめい』は、ほのぼのとした日常の中に、時折、今にも崩れていきそうなほど脆くて苦い空気感が、三姉妹が出逢う人や言葉、景色や背景から漂ってくる作品です。
そんな今作のラストは、衝撃です。
生きたい、と思わせてくれる、心からこの言葉が湧いてくるような、そんなシーンです。
皆さんは、あのシーンをどのように感じるのでしょうか。
是非、劇場で体感してください。

長女・絢音役:吹越ともみ
ノストラダムスの大予言の日が迫っていた頃、授業中しきりに窓の外を眺めていたことを思い出しました。子供ながらに「死」と向き合っていた時間だったのだと思います。
大人になり、彗星の衝突により人類が滅亡する、、と。次はどうやら本当かもしれません。
私はまたゆっくりと向かってくる「死」と向き合い、溢れる気持ちを、今後は絢音に託しました。

私も、絢音も、不器用です。
恥ずかしいくらい私の顔をしていると思います。

世界の終わりなんて想像もし難い壮大なテーマですが、終わりのときも側にあるのは日常であり、家族でした。
皆で食べるご飯はやっぱり美味しいし、喧嘩の声さえ愛おしい。
これは、この作品から私が教わったことです。

これからはじまる『とおいらいめい』の旅で、
ご覧いただいた皆さまとも、そんな愛おしい時間を過ごせますように。

次女・花音役:田中美晴
花音は、一番適当で自由なように見えて、実は家族のことをとても大切に想っている人だと思います。家族、姉妹が好きで一緒にいたいという思いが強いけど、そこを表面上でみせるのは恥ずかしいし嫌なのでないかと感じたので、そこを演じる上で大切にしました。

実際に完成した作品をみて、映像の美しさと、ゆったり流れる時間が心地よく、このまま終わってほしくないなと思いました。コロナの影響で、1年がかりの撮影となりましたが、それ故に大橋組の絆がさらに深まり、よりよい作品になったのではないかと思います。関わってくださった皆様にはほんとうに感謝しかありません。

“世界の終わり“というワードを聞くと、危機迫った雰囲気だったり、絶望で自暴自棄になる人々だったりを私は想像したのですが、この作品はある意味終わりには似つかわしくないゆったりとした生活があります。世界の終わりに3姉妹が、どう過ごすのか、ぜひ注目していただければと思います。

そして最期の景色を、劇場の大きなスクリーンでご覧いただきたいです。

『とおいらいめい』
8月27日(土) 公開