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ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけを提示『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』7月16日より開催

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《2000年来のコラボレーション(予言者)》 2018 公益財団法人石川文化振興財団蔵 Courtesy the artist and TARO NASU photo: Stevie Dix

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国際的な注目を集めるイギリスの現代アーティスト、ライアン・ガンダー(1976~)の東京では初めてとなる大規模個展『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』が、7月16日(土)より東京オペラシティアートギャラリーにて開催される。

オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像など多岐にわたるガンダーの作品だが、その創作活動において一貫しているのが「見る」ということへの考察だ。
同展では、私たちが普段見過ごしていること、あたりまえと片付けてしまっていることへの注目を促すガンダーの新旧さまざまな作品を組みあわせ、東京オペラシティアートギャラリーの大きな展示空間をひとつの作品として構築する。

作品ひとつひとつのなかで提示されるのは、ガンダーが制作活動の初期から持ち続けてきた、時間、お金・価値、教育、など「よく見ないと見えないもの」について。私たち誰にとっても大切な、これらのものごとの本質とは?
まじめに、少しのユーモアを交えて問いかけるガンダーの作品は、見る人の思考や創造力をかきたて、お決まりのものごとを今までと違った視点で考えるきっかけを与えてくれる。

当初2021年に開催が予定されていた同展だが、コロナ禍により延期に。その代わりに、本人からの申し出により、同館の寺田コレクションをガンダーのキュレーションにより紹介する『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』が開催された。困難な状況においても、発想の転換でよいものを創り出すその姿勢は、「創造する力」を信じるライアン・ガンダーを象徴しているといえるだろう。

今回の個展にあわせ、4階の展示室では、再び『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵作品展』も開催される。

ガンダー自身の個展と、ガンダーが選ぶ収蔵作品展、「ガンダーの視点」に注目するふたつの企画を通して、思わずハッとするような発見に出会えるだろう。

《最高傑作》2013年 公益財団法人石川文化振興財団蔵 Courtesy the artist and TARO NASU photo: Martin Argyroglo
《首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)》2019年 Courtesy the artist and TARO NASU photo: Stevie Dix
《もはや世界はあなた中心ではない》2008年 大林コレクション蔵 Courtesy the artist and TARO NASU photo:TARO NASU
《時間の問題にすぎない》2020年 Courtesy the artist
Courtesy the artist and TARO NASU photo: Jon Gorrigan

【開催概要】
『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』
会期:2022年7月16日(土)~9月19日(月・祝)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)、8月7日(日)
入場料:一般1,400円、大高1,000円
※『ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展』も同時開催
美術館公式サイト: https://www.operacity.jp/ag/

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