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「ミニオンズ」笑福亭鶴瓶が孫の反応に嘆く、幼少期の写真には「まんまやん!」

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左から尾野真千子、笑福亭鶴瓶、市村正親。

「ミニオンズ フィーバー」の日本語吹替版完成会見が、本日6月8日に東京のザ・ペニンシュラ東京で行われた。

1970年代を舞台とする本作では、怪盗グルーとミニオンの“はじまりの物語”が描かれる。笑福亭鶴瓶がグルー、市村正親がヴィラン集団「ヴィシャス・シックス」の創始者ワイルド・ナックルズ、尾野真千子がワイルド・ナックルズからリーダーの座を奪うベル・ボトム、渡辺直美がミニオンたちの師匠となるカンフーの達人マスター・チャウに声を当てた。

会見には鶴瓶、市村、尾野が出席。2010年公開の「怪盗グルーの月泥棒」から約12年にわたりグルーを演じてきた鶴瓶は「声優が下手でアフレコにすごい時間がかかるんです。監督にめちゃめちゃ怒られるんですよ! 恐怖なんです(笑)。ほかの方は収録してすぐ帰ってしまうのに……。十数年やってますが、まだなじめず毎回新鮮な気持ちで臨んでいます」と振り返る。また子供連れの人から「グルー」と呼ばれるという鶴瓶は「その場で『何やってんねん!』『ボブどうしたんや!』ってグルーの声で言ってあげるんです。すると子供から『顔が違う』って言われて」と切ないファンサービスのエピソードを明かした。

鶴瓶は「シリーズを通して言えることですが、ミニオンがグルーのために動いてくれることをものすごく愛おしく思います。今回は特にそれを感じました」と本作の魅力を吐露。市村は本作のオファーについて「やった!と思いました。ワイルド・ナックルズというキャラクターは親分肌の悪党。俳優生活50年を懸けて声優に取り組みました」と喜びをあらわにした。鶴瓶が「(ワイルド・ナックルズと)顔が似てるよね」とこぼすと、市村は「僕のおじいさんに似てるんです!」と頬をゆるませる。

尾野は「喜ぶだろうなと一番に思い浮かんだのが姪っ子、甥っ子の顔でした。こういう仕事をしているんだよ、とやっと胸を張れる。地味な出演作が多いので(笑)。姪っ子、甥っ子孝行ができるなと思いました」とコメント。その言葉を聞いた鶴瓶は「孫2人がこのシリーズのビデオを観ていたんです。後ろでグルーの声を出してあげたら、振り向いて『しー』って。おじいちゃんが生声でやってんねんで! ぜいたくやのに……」と嘆いていた。

会見では、ベル・ボトムがグルーに罵声を浴びせるシーンなどの映像が公開された。「上から目線のセリフばかりなので、椅子の上に立って収録していました。そうしたら偉そうな雰囲気がつかめるかなと思って」と語る尾野を、鶴瓶は「役にぴったりだった」と絶賛する。また少年グルーが登場する本作にちなみ、鶴瓶、市村、尾野が幼少期の頃の写真を公開。鶴瓶の写真に「まんまやん!」とツッコミが飛び交うなど、盛り上がりを見せた。

「ミニオンズ フィーバー」は、7月15日より全国でロードショー。

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