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“まなざし”で語る恋の物語、ロロいつ高「本がまくらじゃ冬眠できない」開幕

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ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 vol.7「本がまくらじゃ冬眠できない」より。左から端田新菜演じるビーチ、大石将弘演じる水星。(撮影:三上ナツコ)

ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 「本がまくらじゃ冬眠できない」が、本日11月17日に東京・早稲田小劇場どらま館で開幕した。

三浦直之脚本・演出による本作は、いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校を舞台にした“まなざし”がテーマの公演、通称“いつ高”シリーズの最新作。今回は冬休みの図書室を舞台に、“恋”にまつわる物語が繰り広げられる。図書室の長机には本を読むビーチと、本を枕に寝息を立てる水星の姿が。そこに、ビーチの姉の元彼・太郎が誰かを探しにやって来て……。登場人物それぞれの誰かに向ける“まなざし”が、舞台上に織り重なる。

物語は端田新菜演じるビーチを軸に展開。ままごと「わが星」のちーちゃん役で知られる端田は魅力全開に高校生役を演じ、ビーチを愛らしいキャラクターとして立ち上げた。さらに、本シリーズで楽を演じてきた大石将弘が、楽の妹・水星役として登場するのも今回の見どころの一つ。そして篠崎大悟は太郎のキャラクターを掘り下げるエピソードを丁寧に演じ、朝役を演じる島田桃子はシリーズの橋渡し役をチャーミングに務めている。

また本シリーズでは、“仕込み”と呼ばれる舞台セッティングから鑑賞することができる。今作では俳優たちの手により、素舞台が図書室へと様変わりしていく様子を楽しむことができる。

開幕に際し三浦は「片想いっていうのはきっとみつめる目線のことで、俳優たちの交わらない目線の行末を見守ってください」と観客にメッセージを送っている。上演時間は約1時間10分。公演は11月26日まで。なお終演後には、劇中に登場する書籍が数量限定で販売される。

三浦直之コメント

いつ高シリーズ7作目は冬休みの図書室の話です。4人の俳優がつくる静寂は音楽。それから恋のはなしです。片想いっていうのはきっとみつめる目線のことで、俳優たちの交わらない目線の行末を見守ってください。本をひらけば呼吸ができたあのころに。

ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 vol.7「本がまくらじゃ冬眠できない」

2018年11月17日(土)~26日(月)
東京都 早稲田小劇場どらま館

脚本・演出:三浦直之
出演:篠崎大悟、島田桃子、大石将弘、端田新菜