小林達夫・嶺豪一が手がけたオリジナル短編2作品をTOKYO MXで放送
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「Smile」
「合葬」などで知られる監督・小林達夫と、俳優としても活躍する嶺豪一がそれぞれ手がけたオリジナル新作短編ドラマが、本日6月14日と21日にTOKYO MXで放送される。
小林が監督を務めた「Smile」は、芸能活動のため東京で母と暮らす少女の心の成長を描くティーンムービー。「糸」で小松菜奈扮するヒロインの幼少期役に抜擢された植原星空が主人公・岡安しおりを演じたほか、母親役の佐伯日菜子、映画プロデューサー役の利重剛、さらに下川恭平、眞嶋優らがキャストに名を連ねる。脚本はアニメ「BEASTARS」やドラマ「湯あがりスケッチ」の樋口七海が担当した。
放送に際し、小林と関わりのある映画監督・二宮健、安川有果、菊地健雄からコメントが到着。二宮は「小林達夫監督が2022年のキャンバスに描き出した少女と笑顔《SMILE》の物語は、あまりにいびつだが、なんとなく暖かい。私たちはこの時代における正しい他者との付き合い方が分からない。その躊躇いの感情が、図太くこの作品に表出していた」とつづった。
嶺の監督作「黙黙」では、言葉を失ってしまった写真家・大地と、写真に姿が写らない女性・愛の不思議なラブストーリーが紡がれる。白浜そらとパンクバンド・どついたるねんのワトソンがドラマ初出演を果たし、松浦祐也、二ノ宮隆太郎、足立理、飯田芳、山本圭将、持田加奈子が脇を固めた。白浜は「ラストで愛の思いを大地に伝えるシーンが見所となっています」とコメントし、ワトソンは「嶺監督の1シーン1シーンへのこだわりぶりを肌で感じ勝手に『良い作品になるな~』と寝っ転がりながら休憩中思っていました」と振り返っている。
小林達夫「Smile」
TOKYO MX 2022年6月14日(火)23:30~
嶺豪一「黙黙」
TOKYO MX 2022年6月21日(火)23:30~
「Smile」著名人コメント
二宮健(映画監督)
小林達夫監督が2022年のキャンバスに描き出した少女と笑顔《SMILE》の物語は、あまりにいびつだが、なんとなく暖かい。私たちはこの時代における正しい他者との付き合い方が分からない。その躊躇いの感情が、図太くこの作品に表出していた。
安川有果(映画監督)
娘をスターにしたい母と、母の期待に応えようとする娘。そんな設定から思い浮かぶドラマのお約束を、軽やかにはみ出していく様が心地よい時間。自分と同い年の男性の監督が、冷ややかさとは程遠い眼差しで女性同士の関係性を描いていることに、深く感動している自分がいました。
小林監督の作品はこれからも追いかけたいです。
菊地健雄(映画監督)
これぞまさに言葉多き者は災いの元! しかしながら、むしろ言葉以上に雄弁な植原星空さんの瞳が強く印象に残りました。それにしても達夫くん、テレビドラマでこんなことして大丈夫?
「黙黙」キャストコメント
白浜そら
私は、愛という存在はするけど写真には映らないという不思議な女性を演じさせていただきました。ラストで愛の思いを大地に伝えるシーンが見所となっています。初めてのドラマ出演でお芝居初心者の私を、監督、共演者、スタッフの皆様が優しく支えてくださいました。是非ご覧いただけたら嬉しいです。
ワトソン(どついたるねん)
初めてのドラマ撮影でとても緊張しましたが、監督含めスタッフさん共演者さんプロデューサーの方々に支えられて無事「黙黙」の撮影を終えることができました。終始僕は現場のスタッフの方々の仕事ぶりに感動していました。そして嶺監督の1シーン1シーンへのこだわりぶりを肌で感じ勝手に「良い作品になるな~」と寝っ転がりながら休憩中思っていました。