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運慶の真作2点を公開!『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』展7月6日より開催

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運慶作《毘沙門天立像》(部分)、1189 年、国指定重要文化財、浄楽寺蔵

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12世紀末から13世紀初頭にかけて活躍した仏師・運慶は、奈良・興福寺や、東大寺での造仏で知られているが、一方で鎌倉時代における東国(関東地方)での仏教彫刻の展開を考えるうえでも欠くことのできない存在だ。

鎌倉幕府と密接に結びつき、北条氏からの信頼を得て東国での活躍の場を得た運慶は、浄楽寺(横須賀市芦名)に残る1189年作の諸像をはじめ、横須賀ゆかり氏族・三浦一族の造仏にも関わった。さらにその影響は満願寺(横須賀市岩戸)に残る菩薩立像などにも及んでいる。

現在、運慶の真作として確実視される像は、諸説あるものの30余駆といわれているが、浄楽寺にはそのうちの5駆が安置されている。

7月6日(水)より横須賀美術館にて開催される『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』では、浄楽寺所蔵の5駆から《毘沙門天立像》《不動明王立像》の2駆を展示するほか、横須賀市内の重要な文化財である仏像22駆、24年ぶりに12駆揃って里帰りする《十二神将像》など、貴重な仏像や書跡など約50点を紹介。これまで実現したことのない、横須賀初の大規模な文化財展示となる。

同展は、貞応2年(1223 年)に没した運慶の800年遠忌を記念し、横須賀美術館と神奈川県立金沢文庫により、共同で開催されるもの。
横須賀美術館の後、神奈川県立金沢文庫(10月7日~)へ巡回するが、横須賀美術館では三浦一族に、金沢文庫は鎌倉幕府に、それぞれ重点を置いた内容になるため、展示構成が大きく変わるという

両会場に足を運んで、運慶と鎌倉幕府、三浦一族の関係性とともに三浦半島の歴史と文化を学びたい。

《三浦義明坐像》鎌倉時代後期、国指定重要文化財、満昌寺蔵
《観音菩薩立像》鎌倉時代、国指定重要文化財、岩戸山満願寺蔵

【開催概要】
開館15周年記念 800年遠忌記念特別展『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』
会期:2022年7月6日(水)〜 2022年9月4日(日)
会場:横須賀美術館
時間:10:00~18:00
休館日:8月1日(月)
料金:一般1,000円、大高・65歳以上800円
美術館公式サイト:https://www.yokosuka-moa.jp/
※10月7日(金)より神奈川県立金沢文庫(https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm)へ巡回予定

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