“アート不感症”に陥った山岡信貴がアートの意味を探るドキュメンタリー8月公開
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「アートなんかいらない!」ポスタービジュアル
ドキュメンタリー映画「アートなんかいらない!」が、8月下旬より東京のシアター・イメージフォーラムで公開されることがわかった。
日本におけるアートの意味を映し出す本作。監督を務めた山岡信貴は前作「死なない子供、荒川修作」「縄文にハマる人々」で荒川や縄文文化に深く接した結果、アート鑑賞に何も感じない「アート不感症」に陥ってしまった。彼は自分がなぜアートを素直に楽しむことができなくなってしまったのか、その理由を探るべく現代日本におけるアートの意味を探る旅を始める。
本作は2部構成となっており、アートの意義を探る「Session1 惰性の王国」と、人間に必要とされる“アート的なもの”は何なのかを構築し直す「Session2 46億年の孤独」を分割しての公開となる。「瀬戸内国際芸術祭」「越後妻有 大地の芸術祭」の総合ディレクター・北川フラム、「あいちトリエンナーレ2019」で芸術監督を務めた津田大介、放送作家でアートプロデューサーの倉本美津留ほか30名以上のアート関係者が出演した。
パンク歌手で作家の町田康がナレーションを担当し、美術評論家・椹木野衣が“影からの声”として参加。SUPER JUNKY MONKEYの楽曲「何」がエンディングテーマとなっている。
「アートなんかいらない!」は全国で順次公開。
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