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Aqours“10人目の仲間”に「ありがとう」伝えた東京ドーム公演

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Aqoursが昨日11月17日、本日18日に東京・東京ドームでライブ「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」を開催した。この記事では2日目の模様をレポートする。

スクールアイドルプロジェクト「ラブライブ!サンシャイン!!」から生まれたグループ・Aqoursが、結成から約3年半を経てたどり着いた初の東京ドームのステージ。9人は2019年1月4日の映画「ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」公開を前に、渾身のパフォーマンスを繰り広げた。

開演前からオーディエンスの熱い歓声が飛び交う東京ドーム。期待に満ちた空気の中、会場のバックステージエリアにスポットライトが当たると、そこには劇伴を担当する加藤達也率いるオーケストラ・浦の星交響楽団の姿が。加藤が指揮棒を振った瞬間、壮大なサウンドが紡がれ、会場にたちまち「ラブライブ!サンシャイン!!」の世界観が広がっていく。そしてセンタ―ステージを覆う幕がゆっくりと降りていき、地鳴りのような歓声の中Aqoursの9人が現れた。彼女たちはデビューシングル曲「君のこころは輝いてるかい?」で華やかにライブをスタート。そのまま「Step! ZERO to ONE」で軽やかにステップを踏み、力強いコールを巻き起こした。9人は元気よく花道を駆け抜け、メインステージへ移動。劇中のキャラクター松浦果南がセンターを務める「HAPPY PARTY TRAIN」が始まると、観客は歓喜の声を上げ、東京ドームがペンライトによって彼女のイメージカラーであるエメラルドグリーンに美しく染まった。

最初のMCでは主人公・高海千歌役の伊波杏樹が「ついに来ました、東京ドーム! ドームのみんな、盛り上がってる?」と目を輝かせ、メンバーも「来ちゃったね!」と感慨深げ。1人ずつにぎやかに挨拶し、ファンを楽しませていた。続いて彼女たちは「少女以上の恋がしたい」を手でハートを形作りながらキュートに踊り、オーディエンスを魅了。アニメ第1期オープニングテーマ「青空Jumping Heart」を元気よくパフォーマンスし、一度ステージをあとにした。9人が再び登場するまでの間、アニメの名シーンがスクリーンに流れ、浦の星交響楽団が劇伴を生演奏。オーディエンスは「ラブライブ!サンシャイン!!」のこれまでを映像と音楽で振り返り、作品の世界観にじっくりと浸っていた。

その後メンバーは学年ごとに楽曲を披露するコーナーへ。まずは伊波、桜内梨子役の逢田梨香子、渡辺曜役の斉藤朱夏の3人が2年生のナンバー「ダイスキだったらダイジョウブ!」をメインステージで明るくパフォーマンス。津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、黒澤ルビィ役の降幡愛はセンターステージで1年生の楽曲「Waku-Waku-Week!」をにぎやかに届ける。黒澤ダイヤ役の小宮有紗、松浦果南役の諏訪ななか、小原鞠莉役の鈴木愛奈は、バックステージで3年生によるジャジーなナンバー「G線上のシンデレラ」を歌い上げた。

ユニットコーナーを終えた彼女たちは、劇中のスクールアイドルの大会「ラブライブ!」予備予選曲「想いよひとつになれ」を披露。メンバーがセンターステージに集結する中、アニメでは梨子がピアノの発表会があり楽曲に参加できなかったため、梨子役の逢田は1人メインステージのピアノの位置につく。しかしイントロを終えたところで逢田はメインステージの階段を降り、穏やかな表情で8人のメンバーと合流。大歓声の中Aqoursは円陣を組み、9人バージョンでこの曲をパフォーマンスした。直後のMCでは曜役の斉藤が「梨子ちゃん、やっとみんなで歌えたね!」と逢田に声をかける。逢田は「みんなと一緒にこの曲を歌うという夢が叶いました。絶対に無理だと思ってたから……ホントに楽しいね、この曲」とイメージカラーの桜色に染まった会場を見渡し、目に涙を浮かべた。「私たちから皆さんに一足早いクリスマスプレゼントを」という逢田の言葉と共に、9人はクリスマスソング「聖なる日の祈り」「ジングルベルがとまらない」を続けて歌唱。「ジングルベルがとまらない」で彼女たちはトロッコに乗り、手を振りながら会場を回った。

メンバーは一度舞台をはけ、「ラブライブ!」予備予選曲「MY舞☆TONIGHT」の花魁をモチーフとした衣装を身にまとって再登場した。ファンの間でも人気の高い衣装のお披露目に、会場は大盛り上がり。炎が吹き上がる中「MY舞☆TONIGHT」を艶やかに届けた彼女たちは、続いて「待ってて愛のうた」、そして劇中で9人のキャラクターがそろって初めて披露した楽曲「未熟DREAMER」を伸び伸びと歌い上げてステージを去った。

オーケストラの生演奏を経て、Aqoursは巨大な船“Aqoursシップ”に乗ってステージに登場。船で花道をゆっくりと進みながら「WATER BLUE NEW WORLD」を歌った。バックステージまでたどり着いた彼女たちは「キセキヒカル」でオーケストラと共演。スケール感のあるサウンドをバックに船上で丁寧に歌を届け、斉藤が「Aqoursシップに乗って、全速前進!ヨーソロー! みんなの近くに来ちゃいました!」と笑顔で告げた。メンバーが船を降りてセンターステージに立ったあと、ルビィ役の降幡から「ここでなんと、スペシャルゲストの登場です!」という言葉が。会場の照明が落ち、再び明かりが点くと、センターステージには降幡とアニメ劇中に登場するスクールアイドル・Saint Snow鹿角理亞役の佐藤日向の姿があった。大歓声に包まれながら、2人が歌い始めたのはAqoursとSaint Snowによる合同ユニットSaint Aqours Snowによるナンバー「Awaken the power」。Aqoursのメンバー、そしてSaint Snow鹿角聖良役の田野アサミも加わり、11人で迫力のあるパフォーマンスを繰り広げた。

Saint Snowを見送ったあと、Aqoursは伊波の「“ありがとう”をいっぱい込めて歌います」という言葉と共に「No.10」をオーディエンスと合唱。温かな空気の中トロッコで会場を回り、「10人目は君だよ」と客席を指す。そして最後に9人はアニメ第2期エンディングテーマ「勇気はどこに?君の胸に!」 を歌い、Aqoursシップに乗ってステージから去っていった。

アンコールで再び舞台に現れ、アニメ第2期オープニングテーマ「未来の僕らは知ってるよ」をエネルギッシュに届けたAqours。続いて9人はアニメ第2期最終話でキャラクターが最後の思い出として披露した「WONDERFUL STORIES」を、伊波のセリフを交えながら歌い上げた。その後は劇場版の最新情報やアジアツアー、新たなライブの開催などが次々と発表され、会場は歓喜に包まれる。1人ひとり観客に思いを伝え、最後には伊波が「これからもAqoursはいっぱいいっぱいがんばります! 応援よろしくお願いします!」と挨拶を締めた。ライブの最後を飾ったのは、本公演のテーマソング「Thank you, FRIENDS!!」。9人はファンへの感謝を伝えるバラードナンバーを届け、笑顔でキャラクタービジュアルをバックにライブを終えた。

メンバーがステージを去ったあとも、観客のAqoursコールが鳴りやまない。彼女たちは再びステージに姿を見せ、広い会場をじっくりと見渡した。伊波は「こんなにたくさんの人が私たちを呼んでくれた。みんなにもう一度『ありがとう』と言いたくて、出てきちゃいました!」と声を弾ませ、スクリーンには観客の温かな声に涙を流すメンバーの姿が映し出される。そして9人はマイクを通さずに力いっぱい「ありがとうございました!」と客席に向かって叫び、大歓声の中、初の東京ドーム公演に幕を下ろした。

Aqours「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」2018年11月18日 東京ドーム セットリスト

01. 君のこころは輝いてるかい?
02. Step! ZERO to ONE
03. HAPPY PARTY TRAIN
04. 少女以上の恋がしたい
05. 青空Jumping Heart
06. ダイスキだったらダイジョウブ!
07. Waku-Waku-Week!
08. G線上のシンデレラ
09. 想いよひとつになれ
10. 聖なる日の祈り
11. ジングルベルがとまらない
12. MY舞☆TONIGHT
13. 待ってて愛のうた
14. 未熟DREAMER
15. WATER BLUE NEW WORLD
16. キセキヒカル
17. Awaken the power
18. No.10
19. 勇気はどこに?君の胸に!
<アンコール>
20. 未来の僕らは知ってるよ
21. WONDERFUL STORIES
22. Thank you, FRIENDS!!