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アニメ「モノノ怪」が映画化、櫻井孝宏演じる薬売りの新録ボイス収めた特報解禁

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劇場版「モノノ怪」ティザービジュアル (c)ツインエンジン

テレビアニメ「モノノ怪」の劇場版制作が決定。2023年公開予定であることが明らかになった。

これは本日6月18日に行われたイベント「モノノ怪 十五周年記念祭」で発表されたもの。2007年7月よりフジテレビ「ノイタミナ」枠ほかで放送された「モノノ怪」は、薬売りの男が“モノノ怪”に立ち向かう冒険譚だ。同枠で放送された「怪 ~ayakashi~」シリーズの1エピソード「化猫」の続編として制作された。

劇場版は完全新作エピソードとなることが決まっており、YouTubeでは特報映像が公開中。特報では監督・中村健治が演出した描き下ろしアニメーションカットに加え、櫻井孝宏演じる薬売りの新規収録ボイスを楽しむことができる。また劇場版の応援クラウドファンディングが6月24日20時から8月14日まで実施されることが決まった。日本国内では「うぶごえ」、 海外では「Kickstarter」で行われる予定となっている。

テレビアニメ「モノノ怪」15周年にちなんだ絵師15人による描き下ろしビジュアル公開企画がアニメ公式Twitterで本日スタート。第1弾として「モノノ怪」のコミカライズを担当した蜷川ヤエコのイラストが解禁された。ビジュアルは毎夜連続で公開されていく。

そのほかアニメ「怪 ~ayakashi~」より「化猫」全3話とアニメ「モノノ怪」全12話が、6月24日18時よりノイタミナ公式YouTubeチャンネルで一挙配信されることも決定。FOD、TVer、GYAO!でも7月より順次無料配信予定。さらに「モノノ怪」初の舞台化も発表された。

櫻井は「化猫に始まり化猫に終わっていた作品が三度動き出します。心の底から楽しみです」と述べ、中村は「矛盾から生じた捻じれた気持ちと情念を描きながら、産まれてしまったモノノ怪をまるで私達自身を斬るかのように鮮やかに薬売りに斬ってもらいたいと思っています」とつづっている。

櫻井孝宏 コメント

作品のルーツは2006年にノイタミナでオンエアされた「怪~ayakashi~」の一編でした。
その名も「化猫」。数年を経て『モノノ怪』が始まり、その結びの一編もまた「化猫」でした。
そして2022年。化猫に始まり化猫に終わっていた作品が三度動き出します。心の底から楽しみです。

山本幸治(プロデューサー)コメント

最初の作品である「化猫」を見た時、画面を見ていて酔うような感覚と、自分の現在位置を見失うような不安を覚えました。15年以上前なので当時はまだハイビジョン普及前で、画質も荒く今のような横長の16対9の画面でもない小さな画面でした。この世界観を密度の濃い大きなスクリーンで表現できたらもっとすごいことになるだろうと思いました。
中村健治監督の久しぶりの、そして原点でもある作品です。いくつもの困難を越えてようやく企画が実現しました。お楽しみに。

中村健治 コメント

今、私達は個人の幸せと組織や社会全体の幸せが合致する世の中で生きているのでしょうか。
自分はあることですごく辛いのに、世の中・社会全般ではそれが普通だと判断されていたりすることはないでしょうか?
さらに言えば、歴史上で個人と社会全体の幸せが合致して上手くいっていた世界なんてあったのでしょうか?
その矛盾から生じた捻じれた気持ちと情念を描きながら、産まれてしまったモノノ怪をまるで私達自身を斬るかのように鮮やかに薬売りに斬ってもらいたいと思っています。