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「メタモル」芦田愛菜はカメラが追えないほど足速い、高橋恭平は“ザ・青春”を経験

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「メタモルフォーゼの縁側」公開記念舞台挨拶の様子。

「メタモルフォーゼの縁側」の公開記念舞台挨拶が、本日6月19日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた。

鶴谷香央理のマンガをもとにした本作は、BLマンガを通して出会った17歳の女子高校生うららと75歳の老婦人・雪の友情を描いた物語。イベントには、キャストの芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、古川琴音、生田智子、汐谷友希、監督の狩山俊輔が登壇した。

鑑賞者から「うららの走るシーンがよかった」という感想が多く寄せられていることを知った芦田は「演じるうえで意識していたポイントなので、そのようなお言葉をいただけてうれしいです」と喜びをあらわに。続けて「なぜ走っているのか。うれしくなって走ったり、その場から逃げ出したくて走ったり、そういう気持ちが走り方に出るように演じていました」と振り返る。狩山は「走るのがめちゃくちゃ速くて(笑)。テストのときにカメラが追えなかったほど。大変でしたね!」と明かした。

今回が初共演となった宮本と古川。「サイン会のシーンで泣いた」という観客の声に、古川は「私にとっても心に残っているシーンです。宮本さん演じる雪さんが本当に輝いていた。目をキラキラさせてお話しされるので、ジワッと来るものがありましたね」と振り返る。その言葉に宮本は「ありがとうございます!」と感謝し、「あのシーンは雪さんの1つのクライマックスでもある。老婦人が華やかに変容していくさまが演じていて伝わってきました。いろんな人に贈る希望と勇気と『好きなものを見つけて!』というメッセージがこの映画に込められています」と述べた。

また、高橋は「めちゃくちゃ青春やなと思いながら演じていました」とコメント。映画初出演を果たした汐谷との本屋でのシーンについて、「2人で本屋さんに行って本について『これはこうじゃない?』とか話している様子がもう“ザ・青春”でした。楽しみながら撮影していましたね」と頬をゆるませる。狩山は「2人が楽しげな話をしながら本屋から出ていくシーンはアドリブでお願いしました。『ハンバーガー食べたい』『甘いものなら許せる』と、2人がそれぞれのキャラクターを作り上げてくれた」と回想。高橋は「パンチのあるものがパッと思いついたので(笑)。ハンバーガー食べたいなって」と振り返った。

本作の主題歌はバンド・T字路sの「これさえあれば」を芦田と宮本がカバーしたもの。T字路sによる演奏のもと、“うらら&雪”のコンビ名で歌唱を披露しており、芦田は「レコーディングはすごく緊張しました。監督やプロデューサーが温かいお言葉をくださったので、なんとか歌い切ることができました」と話す。宮本は「もし私たちの歌が失敗したら、今までのお芝居が台無しになるんじゃないかという責任がありました。愛菜ちゃん、あのプレッシャーはすごかったわよね」とほほえんだ。

イベントでは、6月23日に18歳の誕生日を迎える芦田へバースデーケーキのサプライズプレゼントが。芦田は「ポスターの柄になってる! ありがとうございます!」とケーキのデコレーションや登壇者・観客からの拍手に満面の笑みを浮かべた。宮本は芦田へ「何もアドバイスをすることがないくらいパーフェクト。今まで通りがんばって、ときにフラフラしてください。おめでとう!」とメッセージを送った。

「メタモルフォーゼの縁側」は全国で公開中。

(c)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会