F・W・ムルナウ監督作「サンライズ」など4本をピアノ伴奏付き上映

「F・W・ムルナウの世界 キネピアノ in テアトル梅田」が、6月20日から23日にわたり大阪・テアトル梅田で開催される。

フリードリヒ＝ヴィルヘルム・ムルナウは、サイレント映画時代に活躍したドイツ人映画監督だ。上映ラインナップには、1922年製作のホラー「吸血鬼ノスフェラトゥ」をはじめ、 字幕を排して映像だけで物語を描いた「最後の人」、ファウスト伝説やゲーテの著作を下敷きに予算度外視で作った「ファウスト（1926年）」、第1回アカデミー賞で芸術的優秀作品賞などを受賞した「サンライズ」が並んだ。サイレント映画の楽士として活動している鳥飼りょうのピアノ伴奏付きでスクリーンにかけられる。

なお本企画は同劇場でのエリック・ロメール特集、フランソワ・トリュフォー特集にあわせて展開される。劇場ロビーではパネル展示も実施中だ。

F・W・ムルナウの世界 キネピアノ in テアトル梅田

2022年6月20日（月）～23日（木）大阪府 テアトル梅田
＜上映スケジュール＞
6月20日（月）18:45～「吸血鬼ノスフェラトゥ」
6月21日（火）18:45～「最後の人」
6月22日（水）18:45～「ファウスト（1926年）」
6月23日（木）18:45～「サンライズ」
料金（税込）：一般 2000円 / TCGメンバーズカード会員 1800円 / 学生 1000円

鳥飼りょう コメント

テアトル梅田で大好きなムルナウ監督の特集を開催できて、とてもうれしいです。
テアトルのスクリーンに彼の作品が映し出されると考えるだけで、鳥肌が立ちそうです。

今回お届けする4作品は人間ドラマ、ホラー、ファンタジーとジャンルは多彩ですが、どの作品も絵画的な美しさに圧倒されます。

いままで多くのサイレント映画の伴奏を行ってきましたが、彼の作品の上映後は、いつも以上に劇場中が幸福感に包まれているような感覚を受けます。

巨匠ムルナウの傑作たちを、100年前と同じように、ぜひ映画館のスクリーンで堪能してください。