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『TANG タング』三木孝浩監督×『ロボット・イン・ザ・ガーデン』小山ゆうな 特別対談で愛すべきロボット“タング”の魅力を語る

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二宮和也主演の冒険ファンタジー映画『TANG タング』(8月11日公開)と、劇団四季オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(上演中)。イギリスのベストセラー小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(作:デボラ・インストール/訳:松原葉子/小学館文庫刊)を原作にした両作品から、三木孝浩監督と演出家の小山ゆうなが顔を揃え、都内で特別合同取材会を開いた。

アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う近未来を舞台に、心に傷を抱えた主人公と壊れかけのロボット“タング”の成長と絆の物語が描かれる本作。オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は2020年10月、自由劇場にて初演。東京初演に続き、福岡、東京再演、京都と各地で上演を重ね、現在は計63都市を巡る全国ツアー公演中。一方、映画『TANG タング』は日本版のアレンジを加えて実写化された。

三木監督と小山氏は早稲田大学出身で、同時期に同じ演劇サークルに所属していた間柄。「会うのは25年ぶりかな? もう、だいぶ記憶が(笑)。でも、同志ですよね。活躍しているのはうれしいし、自分にとっても発奮する材料になる」(三木監督)、「私は『僕等がいた』が大好きで。三木さんが映画を撮っていると知り、それから追いかけている」(小山氏)と互いの存在が刺激になっている様子だ。

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を観劇した三木監督は「タングの動かし方が参考になった。こういう動きでお客さんが笑うんだと。タングの首が伸びるシーンは、映画に使わせてもらった」と明かし、「それとタングを二人の演者が動かしていることで、感情が乗り過ぎず、キャラクターが浮き立っている」と演劇ならではの演出に感銘を受けていた。一方、小山氏は『TANG タング』を鑑賞し、「同じ原作ですが、違う作品。目の光などは、映像だからこそできる表現。それと舞台を日本に置き換えたことでの発見もあった」と話していた。

映画に登場するタングは3DCGで表現されており、「役者もカメラマンも、そこに“いるであろう”タングがどんな動きをし、どんな表情をしているのか想像しながらの現場。ビジュアルイメージを共有するのが大変で、アニメーションのように全カットの絵コンテを書いた。ファンタジーだからこそ、役者の演技力も問われる」と舞台裏を回想。「どこまで感情を見せるのか。キャラクター像を観客が想像する楽しみを残したかった」と語ると、小山氏も「ミュージカルは隠れた気持ちを歌で吐露するので、タングが歌うタイミングは試行錯誤があった」と振り返った。

タングの魅力を問われると、三木監督は「何もできないところですね。だからこそ愛おしい。タングを見つめることで、自分を見つめることになり、気づきを与えてくれる」。小山氏もうなずきながら、「稽古の段階で、舞台からはけるのに、すっごく時間がかかって、どうしようって(笑)。でも、この子の“ゆっくりさ”に合わせることで、全然違う価値観や、忘れていた何かに気づかされる。その魅力は原作、映画にもある」とタングへの強い愛着を示していた。

取材・文・写真=内田涼

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