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道枝駿佑×福本莉子『セカコイ』主題歌はヨルシカ「左右盲」 最新予告も公開

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『今夜、世界からこの恋が消えても』 (C)2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

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『今夜、世界からこの恋が消えても』が7月29日(金)より全国公開となる。この度、本作の主題歌がヨルシカ「左右盲(さゆうもう)」に決定し、最新予告映像も公開された。

本作は、2019年「電撃小説大賞」を受賞した一条岬による同名小説の実写映画化作品で、難病を患ったヒロインとその彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持つ主人公の儚くも切ないラブストーリー。

クラスメイトのいじめを止めるため、同級生の女子・日野真織に嘘の告白をした主人公・神谷透。嘘の告白と分かりながらも次第に惹かれあう両者だが、真織は眠りにつくと記憶を失ってしまう難病「前向性健忘」を患っていた。

主人公の神谷透を演じるのは、2021年にCDデビューを果たしたグループ「なにわ男子」のメンバーで、今作が初主演映画となる道枝駿佑。ヒロインの日野真織を演じるのは、2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した福本莉子。

2021年10月期で放送されたテレビ朝日系土曜ドラマ『消えた初恋』ではクラスメイトとして共演した彼らが、今作では恋人役としてW主演を飾る。

また6月から平日、毎夜に投稿される“観る小説”『夜の連続TikTok小説 セカコイ』(全17話)では、動画が解禁される度に多くの反響が寄せれているという。

発表された「左右盲」は、ヨルシカが脚本を読んで書き下ろした楽曲。ヨルシカが実写映画主題歌を担当するのは初となる。

主題歌をひと足早く聞いた道枝は「映画の世界感にぴったりな、すごくいい曲だなと思いました」と、『セカコイ』と楽曲の調和性について触れ、福本は「最後の歌詞が、この物語と同様に切ないところがすごくいいなあと思いました。ヨルシカさんに歌っていただけて嬉しいです」と喜びを表現。



また本楽曲を使用した90秒の予告映像は、透の記憶が抜け落ちてしまったかの様な真織の姿から始まり、今後の物語の行方が気になる内容となっている。

「私は事故で記憶障害になっています。机の上の日記を読みましょう」と書かれたメモから1日が始まる真織の毎日に突然現れた透。お互いがお互いを照らすように、ふたりの日常が輝き出す。

記憶が消えてしまうと知りながらも重ねる2人のまぶしい瞬間が、ヨルシカの奏でる主題歌『左右盲』とともに胸を締め付ける。しかし、そんな時間は長く続かない。放課後の教室、帰り道のモノレール、海辺のピクニック、ふたりの思い出から消えていく透の姿。

真織の言う“彼との恋が消えた、本当の理由”とは、そして透が言う“君のためにできること”とは何なのか。たった90秒にも関わらず、涙なしではいられない必見の本予告だ。

<n-buna(ヨルシカ)・コメント>
相手の顔や仕草を少しずつ忘れていくことを左右盲になぞらえて書いた楽曲です。オスカーワイルドの幸福な王子を歌詞のモチーフにしています。映画版とリリース版で楽曲のアレンジが少し変わっています。

映画版では世界観に合うよう映画音楽を統括されている亀田誠治さんと相談しながら、冒頭の生活音的なサンプリングを減らして優しくアコギを聞かせる編成にしたり、最後のサビに男女でのコーラスを入れたり。よりエンディングに寄り添った、少しドラマチックなアレンジになっています。そのちょっとした違いも映画の中で楽しんでもらえたら幸いです。

<音楽:亀田誠治・コメント>
時に素晴らしい小説は、読んでいるうちにあたかも自分がその小説の中にいるような感覚になることがあります。ある時から僕も、自分自身がこの『セカコイ』の物語の登場人物のような気持ちになっていました。いい歳こいたオッサンが40年前の学生時代にタイムスリップして、真織や透や泉の3人の輪の中にいるような…そんな奇妙な既視感です。

この映画『セカコイ』には「人が人の幸せを願い、祈る気持ち」が通奏低音のように流れています。ですから音楽は、劇中のサウンドトラックから主題歌まで一筆書きで淀みなく設計する必要がありました。J-POPの地平線をくまなく見渡したところ、この『セカコイ』の物語性を表現できるのはヨルシカの世界観しか考えられず、ヨルシカと僕は音の往復書簡のようにやりとりを重ね「左右盲」という尊い楽曲が生まれました。映画『セカコイ』の物語に寄り添い、この時間軸でしか存在しない尊い音楽が、登場人物の心と、映画館で映画を見る人の心をつなぎます。

<原作者:一条岬・コメント>
分かつことのできない優しさと悲しさ。その陰影すらも表現された素晴らしい曲だと思います。自分にとってヨルシカさんは、安易に好きと言えないくらいに好きなアーティストでした。繊細で、切れ味に優れ、抜群の世界観がある楽曲の虜になっていたからです。

『左右盲』を初めて聴いた時の衝撃は忘れません。原作で目指していた、光のような、悲しみのような優しさが体に流れ込んできました。喜劇でも悲劇でもなく、優しいだけでも悲しいだけでもない。そんな映画の余韻を彩ってくださる素晴らしい曲だと感じています。

『今夜、世界からこの恋が消えても』
7月29日(金)公開