劇団た組の新作は“青春失踪劇”「ドードーが落下する」主演は藤原季節
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劇団た組「ドードーが落下する」ビジュアル
劇団た組「ドードーが落下する」が、9月から10月にかけて神奈川・長野・北海道で上演される。
これは、藤原季節が主演を務める、加藤拓也の書き下ろし。劇中では、主人公と、とある事情から警察病院に入院していた友人を巡る“青春失踪劇”が展開する。イベント制作会社に勤める信也と、芸人の庄田は、芸人仲間である夏目からの電話に胸騒ぎを覚える。夏目は3年前に、信也たちに「飛び降りる」と電話したあと、失踪していて……。
信也役を藤原、夏目役を平原テツ、庄田役を秋元龍太朗が担当。このほかの出演者には、金子岳憲、今井隆文、中山求一郎、安川まり、秋乃ゆに、山脇辰哉が名を連ねている。公演は9月21日から10月2日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ、10月8・9日に長野・まつもと市民芸術館 小ホール、22・23日に北海道・札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオにて。東京公演のチケットの一般販売は7月30日にスタート。上演に向けた藤原、平原、加藤のコメントは以下の通り。
藤原季節コメント
19歳のとき小劇場で演劇を始めて、かけがえのない出会いがありました。それから10年間、色んな別れがありました。出会いとか別れとか書いてしまえば簡単ですが、そこには思い出したら恥ずかしくて悔しくて何もかも投げ出したくなるような、ぐちゃぐちゃな感情が詰まっています。別れてたまるかって今でも思ってます。楽しかったんだろうなきっと。あの頃の自分たちのこと肯定してあげたい。この作品をやったら、僕は三十歳になります。
平原テツコメント
今回は顔馴染みと言いますか、加藤組的なメンバーで演じるので、心強いし面白さの追求を奥深くまで出来ると思います。特に季節君とは何度か共演してますが、不思議とガッツリと絡んだ事はなかったので、どんなやり取りや感覚になるのか本当に楽しみです。自身の役に関しては今までで1番の難しさかなと思ってます。だから怖いですね(笑) そして、加藤脚本の宿命でしょうか……台詞が多すぎてかなり引いてます。
加藤拓也コメント
これはいつか演劇にしたいと思っていた事です。青春失踪劇と、青春という言葉を使って高校生の一人も出てこないしおやおやなんて事も思ったのですが、これは確かに失踪した男と、失踪された男が、年を取って味わった年長者よりの青春ですので、妥当な言い回しだと思っています。僕のいくつかの思い出と、いくつかの嘘です。是非見にきてください。
劇団た組「ドードーが落下する」
2022年9月21日(水)~10月2日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
2022年10月8日(土)・9日(日)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール
2022年10月22日(土)・23日(日)
北海道 札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオ
作・演出:加藤拓也
出演:藤原季節、平原テツ / 秋元龍太朗、金子岳憲、今井隆文、中山求一郎 / 安川まり、秋乃ゆに、山脇辰哉