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「アラバスター」開幕に、宮原浩暢「こんなに幸せでいいのか」

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ミュージカル「アラバスター」より。(c)ミュージカル「アラバスター」製作委員会 / 岩田えり

ミュージカル「アラバスター」が、昨日6月25日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕した。

手塚治虫のマンガ「アラバスター」は、1970年から1971年にかけて「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載されたSF犯罪サスペンス。同作を原作としたミュージカル「アラバスター」では、荻田浩一が脚本・演出を手がけ、宮原浩暢(LE VELVETS)がアラバスター役を演じる。また、ヒロインの亜美役に涼風真世、亜美に思いを寄せる少年ゲン役に古屋敬多(Lead)がキャスティングされた。そのほかの出演者には、馬場良馬、矢田悠祐、AKANE LIVらが名を連ねている。

開幕に際し、宮原は「こんなに幸せでいいのかと思いながら悪いやつを演じています。作品としては、ヒロインが透明人間、そしてアラバスターが半透明という非現実的な作品ですが、それぞれが熱く演じて生命力溢れる作品になっています。何が美しくて、何が醜いかを求め続けていきたいと思っています。2度、3度味わっていただけたら『アラバスター』の沼にハマっていくと思います」とコメントした。本作は7月3日まで東京公演が行われたのち、10日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。

宮原浩暢コメント

自身初めてのタイトルロールということで、涙が出るほど嬉しいです。演出の荻田さん、スタッフ関係者の皆さん、力強い演技で盛り立ててくれているキャストのみんな、いらしてくださっているお客さま、本当にありがとうございます。こんなに幸せでいいのかと思いながら悪いやつを演じています。作品としては、ヒロインが透明人間、そしてアラバスターが半透明という非現実的な作品ですが、それぞれが熱く演じて生命力溢れる作品になっています。何が美しくて、何が醜いかを求め続けていきたいと思っています。2度、3度味わっていただけたら「アラバスター」の沼にハマっていくと思います。

古屋敬多コメント

「アラバスター」という作品に出会えて幸せです。そして、この素晴らしいキャストに出会えて幸せです。荻田先生の素晴らしい人柄と、お仕事に触れてとても幸せです。憎しみがいっぱいの作品ではありますが、裏で愛情いっぱいで包んでくださったスタッフの方に出会えて幸せです。ハピネス!

馬場良馬コメント

僕が演じるお兄ちゃんは、原作では「カニ兵」という役ですが、今回の荻田先生の世界観で「カニ兵です」というと世界観を崩してしまうと思ったので、今回、新しい名前をいただいて、よかったなと思っています。大阪公演まで力仁として精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

矢田悠祐コメント

ロックを見て、「なんやこいつ」と思われたと思いますが、矢田悠祐自体はそういうやつではないですから。これは役でやっています(笑)。ロックという役は嫌われてなんぼだと思うので、「人をイラだたせる100の方法」を考えながらロックを作ったので、思う存分嫌っていただいて、でも、矢田悠祐は応援していただけると嬉しいです。千秋楽まで思う存分、自分がされて嫌なことをしていきたいと思います。

AKANE LIVコメント

音楽も物語も聴けば聴くほど、観れば観るほど病みつきになると思いますので、2度、3度、4度、5度とお越しいただければと思います。

ミュージカル「アラバスター」

2022年6月25日(土)~7月3日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2022年7月10日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:手塚治虫
脚本・演出:荻田浩一
音楽:奥村健介
企画協力:手塚プロダクション
出演:宮原浩暢(LE VELVETS) / 古屋敬多(Lead)、馬場良馬 / 治田敦、田村雄一、遠藤瑠美子、穴沢裕介、岩橋大 / 矢田悠祐、AKANE LIV / 涼風真世

※手塚治虫と手塚プロダクションの「塚」は旧字が正式表記。

(c)ミュージカル「アラバスター」製作委員会 / 岩田えり