現実と夢が混在した心象風景を描く画家・工藤麻紀子の国内美術館初個展、7月9日より開催
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工藤麻紀子《春から夏の思い出》2021年 OKETA COLLECTION Photo by Kenji Takahashi (C)Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
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すべて見る平塚市の市制90周年を記念し、2014年から5年間平塚市内にアトリエをかまえ、国内外で活躍する画家・工藤麻紀子(1978~)による個展『市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな』が、7月9日(土)より平塚市美術館にて開催される。
大学在学中から注目を集め、現代の絵画表現を紹介するグループ展でも継続的に取り上げられてきた工藤。
視点を混在させた構図やコラージュのようなモチーフの配置といった卓越した画面の構成力と、マティスやボナールを思わせる鮮やかな色彩とを兼ね備えた作品は、国際的にも高く評価されている。
国内の美術館では初の個展となる同展では、新作とインスタレーション作品を含む約120点により現在までの活動を紹介。
作家が普段の生活で見聞きしたことなど身近な出来事に対する思いを投影した作品は、鑑賞者の記憶の中にある風景や出来事を呼び覚ますような、親密さとストーリー性を持ち合わせている。
まるで夢のなかにいるような工藤の作品の混沌としたイメージの中に身をゆだねてみたい。




【開催概要】
『市制90周年記念 工藤麻紀子展 花が咲いて存在に気が付くみたいな』
会期:2022年7月9日(土)〜2022年9月11日(日)
会場:平塚市美術館
時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜(休日の場合開館翌日休)
料金:一般800円、大高500円 ※土曜は高校無料
※2022年7月2日(土)〜9月19日(月・祝)まで『気になる!大好き!これなぁに?こどもたちのセレクション』も同時開催
美術館公式サイト:https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00286.html
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