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山本奈衣瑠主演「ココでのはなし」が来春公開予定、ゲストハウス舞台にした青春群像劇

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「ココでのはなし」

「猫は逃げた」の山本奈衣瑠が主演を務める「ココでのはなし」が、2023年の春に全国で順次公開される予定であることが明らかになった。

本作は都内にあるゲストハウス「ココ」の従業員と宿泊客たちを中心とした青春群像劇。2021年の東京オリンピック、パラリンピックが終わった直後に東京で生きる人々の日常や葛藤が描かれる。こささりょうまが本作で長編映画監督デビューを飾り、「世の中にたえて桜のなかりせば」の敦賀零と共同で脚本を手がけた。

山本はココで住み込みアルバイトをしている家出娘・戸塚詩子を演じる。さらにココのオーナーで旅人の飯友博文役で結城貴史、ココで暮らしSNSにてライフハック動画を配信している美園泉役で吉行和子が出演した。

山本は「詩子と同じ様に周りの皆様に支えられて、一緒に悩んで、考えて、進んでいく日々でした。同世代が多かった事も私にとっては心強く、個人的にとても思い入れのある作品です」とコメント。結城は「大切に紡いできた脚本の世界観、飯友博文という人物、超気負いながらも博文と共に、かけがえのない時間をこの映画の中で過ごせさて頂きました」、吉行は「この映画で勇気を持っていただけたら幸いです」とつづっている。こささ、敦賀のコメントは下記の通り。

山本奈衣瑠 コメント

戸塚詩子役を演じるにあたっての思い

「家族について」それについて考えることは宇宙について考えるくらい果てしないと思いました。
終わりはなくて、切っても切り離せない何かで繋がっていたり、瞼を閉じていても目の前にいる様な、そんな悩みと一人で向き合い続けていた彼女の一番の味方でいようと強く思っていました。

撮影中の思い出

初めての読み合わせからクランクアップの日までこの作品に対する皆さんの愛をずっと感じていました。
詩子と同じ様に周りの皆様に支えられて、一緒に悩んで、考えて、進んでいく日々でした。
同世代が多かった事も私にとっては心強く、個人的にとても思い入れのある作品です。

作品を観る人に向けてのコメント

どうしようもない事で頭がいっぱいになってしまってもご飯を食べること、
しんどくて食欲がなくてもお味噌汁を一口口に入れること、会話じゃなくても誰かと一緒に卓を囲んで身体の中で味や匂いで何かを共有すること、まずは一度、座ってご飯を食べること。
映画を通して、皆さんにも当たり前に見えるその行為が、
自分や誰かの心を少し助けてあげられる事なんだときっと感じて頂けると思います。

結城貴史 コメント

飯友博文を演じるにあたっての思い

こささ君と初めて出会ったのは2013年夏の映画、その作品が彼の初現場と記憶している。
“いつか僕が監督やる時は絶対に出演してください!”と。
時は経ち、その言葉を現実のモノとしてくれたこささ監督。
大切に紡いできた脚本の世界観、飯友博文という人物、超気負いながらも博文と共に、かけがえのない時間をこの映画の中で過ごせさて頂きました。

撮影中の思い出

とにかくチームのアトモスフィアが最高でした。作品の為に真っ直ぐ進んでいく
「あー俺いい映画に入ったなぁ」なんてまた気負ってました。

作品を観る人に向けてのコメント

“ココでのはなし”誰かの“ココ”に寄り添う“ココ”でのはなし。
いま、まさに“ココ”2019年から2023年だからこそのいま“ココ”。
皆さまの“ココ”を映画を通して、それぞれの居場所を探して頂けたら幸いです。

吉行和子 コメント

三園泉を演じるにあたっての思い

こささ監督をはじめ、若いエネルギーに囲まれた、幸せな現場でした。
私は泉さんになり、ウキウキと過ごしました。

撮影中の思い出

忘れられない困った思い出は、イカをさばくところをインスタで説明した所です。
普段は料理を全くしない私にとって、二つとも初めての経験で、頭が真っ白になりました。

作品を観る人に向けてのコメント

色んな人生を背負った若者たち、苦しいことも乗り切れば大丈夫!!
この映画で勇気を持っていただけたら幸いです。

こささりょうま コメント

「何もしていない」は「何もできていない」訳ではない。
この言葉に救われながら、ずっと長いコロナ禍を何とか生きています。
明日を必死に生きる中で未来に不安を覚え、懸命に道を模索し、切り開き、進み続ける。
焦って、肩に力を入れて、なんだか疲れる日々を送っていました。
そんな時に本作のアイデアが浮かびました。とても嬉しかった。
“居場所”を探すことって難しいですよね。
ココというゲストハウスに集う人間たちは、様々な悩みを抱えています。
そんな彼らと食卓を囲んでいたら、ふと自分の悩みを話せるのかも。
最後に深呼吸できる、そんな優しい映画になっていると思います。

敦賀零 コメント

はじめまして。映画「ココでのはなし」脚本担当の敦賀です。
こささ監督からオファーを頂いたのは約3年前。
3年の間にストーリーは当初想定していた内容から何度も変化していきましたが、監督の「優しい映画にしたい」という軸がブレることは一度もなかったです。監督の軸がブレないので書き手としてはとても書きやすく、執筆中も非常に楽しかったことをよく覚えています。

また、今回解禁された皆さんはもちろん、今後解禁予定のキャスト・スタッフの皆さんも素敵な方ばかりなので、続報を楽しみにお待ちいただければと思います。
そんなわけで、良い監督のもと、良いキャスト・スタッフに恵まれた映画「ココでのはなし」、2023年公開予定です。何卒よろしくお願い致します。

(c)映画「ココでのはなし」