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スコーピウス役・門田宗大&斉藤莉生 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』Wキャストインタビュー第2弾

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左から)門田宗大、斉藤莉生 撮影:源賀津己

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「ハリー・ポッター」シリーズでハリーのライバルとして活躍したドラコ・マルフォイ。大人になった彼の一人息子が、スコーピウスだ。ハリーと彼の息子・アルバスが活躍する舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、スコーピウスは父同様、アルバスと深く関わることになる。ハリーを藤原竜也、石丸幹二、向井理が演じることでも話題となっているこの舞台の中で、門田宗大、斉藤莉生はどのようにスコーピウスを演じるのか。カンパニーの温かな雰囲気を伝えつつ、ふたりが語ってくれた。

スコーピウスはすごくチャーミングなキャラクター

――おふたりが演じるスコーピウスは、どういう人物だとイメージしていますか?

門田 僕にとってスコーピウスはお馬鹿で情熱的で、原作でも言われていることですけど「考えるべき時に、考えられないタイプ」です。それで大事な時に「どうしよう!」って困ったことになっちゃうようなところは、結構自分に似ているような気がします。でも、そのお馬鹿さってどちらかというと“天然”な感じで、実はとてもいろいろなことを考えているし、人の気持ちを考えられる優しさ・賢さももっている。すごくチャーミングだと思います。

斉藤 僕のイメージも、たぶん根本は一緒です。頭が良くて人思いで、ちょっとお調子者というか、がんばろうとすると何かにつまずく。「愛すべき馬鹿」とまでは言いませんけど(笑)、そういうイメージではあって。そのなかで僕自身と近いと思っているところは、まず歴史オタクだということ。あとは先読みというか、2手、3手先を読んで相手と接してしまうところかもしれません。

――稽古を通してお互いの演技を見ると、「これは自分にはないな、良いな」と感じることがあるのではないでしょうか。

門田 莉生が今、2手、3手先を考えるようなところが自分と似ていると言いましたけど、それは莉生のスコーピウスを見るとよくわかります。賢くて、僕には出せないスマートさがあるんです。すごく考えて行動しているけど、それだけではなくて、情熱的で自分の好きなものには一途。しかも、言葉が鋭利でひとつひとつの文字が立っているから、相手に刺さる。そういうスマートさと情熱、オタクっぷりの混ざり具合が、とても良い「ハーモニーの宮殿」です。魅力的だし、僕にとってはとても参考になりますね。全キャスト、その人の特徴をとらえてキャスティングされていて、人間性がすごく出ているなって思います。

斉藤 宗ちゃんは誰にでも好かれる人です。誰かを笑顔にするのがすごくうまいんです。スコーピウスも人に対して優しいキャラクターなので、宗ちゃんの良いところがそのまま出ていると思います。「どうにかしなきゃ」って一生懸命にがんばりすぎて失敗しちゃう、うまくいかないっていう姿も、見ていて愛おしい。だからこそ周りから好かれているんだなって、すごく感じていて、とても魅力的だなといつも思っています。

温かいカンパニーに支えられて

――ドラコ・マルフォイ役の松田慎也さん、宮尾俊太郎さんとは、お芝居や稽古場でどのように関わっていますか?

斉藤 慎也さんと宗ちゃんが稽古している場面を見ていた時に、急にお腹が痛くなってしまったことがあるんです。お腹を抱えるような体勢で見ていたら、その場面を終えた慎也さんが横に来て「どうした、大丈夫か?」と声をかけてくれて。「いや、ちょっとお腹痛くて」って答えたら、「無理すんなよ」ってその後ずっと、痛くなくなるまで背中をさすっていてくれたんです。「本当にパパだな」って思いました。いつも笑顔で挨拶を返してくれるし、優しくて面白くてすごく頼りになる存在です。

門田 慎也さんも俊太郎さんも、本当にチャーミング。仲良くてずっとつるんでいて、僕たちが通りかかるといつも絡んできてくれます。おふたりの面白さは、たぶん舞台にもそのまま出るんじゃないかと思います。おふたりとも強面で、でかくて、見た目はいかついんですけど。

斉藤 筋肉ムキムキだよね(笑)

門田 なのにふざけているというのが愛おしい。原作のドラコって不遇でしたけど、大人になって子どもをもったドラコは本当にすてきな人物像になっていて。

斉藤 すごくいいパパだよね。

門田 ふたりのチャーミングさが、昔のドラコとは違うという感じにぴったりですね。ウォーミングアップの時はだいたい最後に少しダンスをするんですけど、俊太郎さんはバレエダンサーだからキレッキレで踊っていますね。。ワンターンでいいところを、「シュルシュルシュルー!」ってとにかくよく回っています(笑)。

斉藤 キレッキレだからついつい見ちゃう(笑)

門田 だから誕生日おめでとう動画を撮る時も、竜也さんに「俊太郎さん!」って無茶振りされて前に出てきて「バーン!」って。

――宮尾さんのバレエのスキルが、そんなところで発揮されているとは(笑)。皆さん仲良くて、カンパニーの雰囲気もよさそうですね。

斉藤 僕はこれがプロとして初めての舞台なので、カンパニーというものを体験するのは初めてですが、本当に温かくて良い人ばかりです。稽古場の空気感が柔らかいというか、本当にアットホームで。稽古がない日は、「みんなに会いたいな」って思うし、演じていてとても楽しいです。

門田 たぶん、海外の演出家さんだということも大きいような気がします。とてもフランクなんですよ。みんなのことを下の名前で呼んでくれて、その影響でみんな下の名前で呼び合う仲になったので。良い人柄の人たちが集まっていて、温かいですね。

何に対しても全力なスコーピウスを一緒に追いかけて

――すてきなカンパニーで挑む舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の中で、スコーピウスの見どころは?

斉藤 スコーピウスは物語の中心にいるといっても過言ではなくて、その中でとにかくがんばっているんですよね。何に対しても全力でやっている姿勢や、それが空回りをしている姿を見て、ぜひ笑っていただきたいと思いますね。それと僕自身、ホグワーツ魔法魔術学校に通うことは夢だったんです!それがこの舞台で叶いました(笑)ぜひ劇場に来てくださる方も一緒の気持ちになって、舞台を観ていただけたらなって思います。

門田 「ハリー・ポッター」シリーズの中でもすごくクセがあるというか、「あぁ、これは愛されるキャラクターだな」っていうのがよくわかる子です。今までにこのシリーズのなかに出てこなかったような雰囲気をもつ男の子が物語に巻き込まれていく様子を、一緒に追いかけて、見守ってもらえたらと思います。スコーピウスは変なところが愛せます!

取材・文:金井まゆみ 撮影:源賀津己

ヘアーメイク=松村南奈(門田宗大)、森本愛梨(斉藤莉生)
スタイリスト=西脇智代 (門田宗大・斉藤莉生)
衣装(門田宗大)パンツ(FACTOTUM)¥25,300税込・シャツ¥6,600税込、ベスト¥4,950税込(共にremer)(斉藤莉生)Tシャツ¥12,100税込、ジャケット¥30,800税込(共にFACTOTUM)・パンツ(1/F)¥26,400税込

問い合わせ:Sian PR TEL 03-6662-5525(渋谷区渋谷2-2-3ルカビルⅡ2F~4F)

<公演情報>
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』

会場:TBS赤坂ACTシアター
7月7日(木) までプレビュー公演上演中
本公演:2022年7月8日(金) 開幕

※門田宗大さんは、稽古中の怪我のため、8月10日まで休演中です。

チケット情報はこちら:
https://t.pia.jp/pia/events/harrypotter-stage/

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