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四半世紀にわたる創作を総体的に紹介『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON』7月23日より開催

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球体9『機会 OPPORTUNITIES』2021年

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文字や紙、本を素材・テーマに作品を制作してきたアーティスト、立花文穂(たちばな・ふみお/1968年広島市生まれ)による、美術館での初個展が7月23日(土)より水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。

製本業を営む家に生まれ、幼少期から身近に存在した紙や印刷物、文字が身近に存在していた立花は、1995年にクリエイティブディレクターの小池一子が開設した佐賀町エキジビット・スペースでの個展『MEDE IN U.S.A.』でデビュー。2000年に入ると活版による印刷物や大判カメラで撮影した写真、さらにブロンズや石膏による彫刻など「文字」を基軸にした作品を制作。一方で、ハガキからポスターまで多種多様な印刷物や本などのグラフィックデザインに携わり、美術・グラフィックデザイン・編集・印刷・出版など領域を横断しながら活動してきた。

2007年からは責任編集とデザインを自らが担当し発信する媒体として『球体』を刊行。立花が「“美術、写真、建築、ことば、…さまざまな表現をぐちやつとまるめた紙の塊” 」と称する媒体は、形態や仕様を変化させながら、現在8号まで続いている。

同展では、四半世紀にわたる立花の活動を振り返るとともに、2021年に開催された「東京ビエンナーレ 2020/2021」のなかで、活版印刷機を楽器と見立て、ギターや鍵盤とのコラボレーション作品として発表された《機会OPPORTUNITIES》を再展示するなど、新たな展開も紹介。

さらに、7月1日には「東京ビエンナーレ 2020/2021」の記録として『球体』最新号『球体9《機会OPPORTUNITIES》』をリリース。

「印象」(英語では「IMPRINT/IMPRESS」)というタイトルのもと、印刷/印字と象形(かたどる/かたちづくる)という、立花の創作の思想・思考に深く触れられるまたとない機会だ。

《へのへのもじへ》2014年
《クララ洋裁研究所》2000 年 撮影:久家靖秀
《傘下》2020 年
《木のなかに森がみえる》2007年

【開催概要】
『立花文穂展 印象 IT'S ONLY A PAPER MOON』
会期:2022年7月23日(土)~2022年10月10日(月・祝)
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)
料金:一般900円
公式サイト: https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5185.html

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