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戦前までの歌舞伎座の番付全種類がWebで閲覧可能に、デジタルアーカイブの公開がスタート

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大正期の歌舞伎座筋書

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松竹大谷図書館が所蔵する戦前の歌舞伎座の筋書と絵本番付が、Web上で閲覧できるデジタルアーカイブで公開された。

演劇・映画専門の私立図書館・松竹大谷図書館では、明治22年に初開場した東京歌舞伎座の戦前までの筋書約1,180冊のデジタル撮影と保存のための資金調達を目的としたクラウドファンディングを実施。このたび図書館HP内のデジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」において検索・閲覧が可能に。図書館所蔵の歌舞伎座開場当時から戦前までの番付全種類をWebで一覧できるようになり、より充実したデータベースとなった。

今回デジタル化された筋書と絵本番付は、現在の劇場プログラムにあたる資料。明治初期には新しい形式の番付として演目の挿絵と配役(役割)が掲載された木版刷の【絵本番付(絵本役割)】が発行されていたが、印刷技術が発達するにつれて、配役とあらすじが掲載された活版印刷の【筋書】も発行されるようになり、さらに大正期に入ると【筋書】には出演俳優の写真や談話などが掲載されるようになった。また劇場からのお知らせのほか、化粧品など様々な広告が掲載された【筋書】は、出版当時の社会や世相を反映した生活文化を物語る貴重な資料でもある。

明治45(1912)年4月絵本番付、筋書

松竹大谷図書館は、これら資料のデジタルアーカイブ公開により「演劇界のみならず、近代から戦前の日本の社会や文化、出版分野などの研究発展にも寄与できれば」としており、今後も貴重資料のデジタル化プロジェクトを進め、希少性や利用頻度の高いものから順次公開していく予定だ。

■松竹大谷図書館所蔵貴重資料デジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」
https://www.dh-jac.net/db1/ban/search_shochiku.php

※デジタルアーカイブ公開後は資料保護のため、原則として資料現物の閲覧はできなくなります。

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