「破戒」石井杏奈のインタビュー映像公開、「やりがいのある役でした」
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「破戒」新場面写真
「破戒」より石井杏奈のインタビュー映像がYouTubeで公開された。
島崎藤村による同名小説を前田和男が実写化した本作では、明治後期を舞台に、被差別部落出身で亡き父から出自を隠し通すよう戒めを受けた小学校教師・瀬川丑松の苦悩がつづられる。丑松に間宮祥太朗が扮した。
丑松に恋心を寄せつつもなかなか思いを告げられない志保を演じた石井。「志保の控えめだけど、芯の強さや、負けん気のあるところは演じていて楽しかったです。丑松さんに恋をしていくシーンも、勇気を振り絞って一歩踏み出す志保が見えるので、演じていてやりがいのある役でした」と語っている。
そして「明治時代の話ですが、現代に通じるものがたくさんあります。SNSが主流の世の中で、見えない差別がたくさんあって、傷付く人がたくさんいる現状でもあるので、この作品を通して同世代の方に人に思いやりを持って接することの素晴らしさを、自分のありのままで生きていく素晴らしさを伝えられたらいいなと思います」と願いを込めた。
またこのたび新たな場面写真4点も到着。志保が下宿先で奉公する姿や、丑松と見つめ合う場面が切り取られた。
全国水平社創立100周年記念映画として製作された「破戒」は、7月8日より東京・丸の内TOEIほか全国で公開。
(c)全国水平社創立100周年記念映画製作委員会