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アンリ=ジョルジュ・クルーゾーによる幻の未完映画「地獄」のドキュメンタリー初公開

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「地獄」 (c)2009 Lobster Films / France 2 Cinema

「情婦マノン」「恐怖の報酬」「悪魔のような女」で知られるフランスの映画監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの未完に終わった映画「地獄」に迫るドキュメンタリーが日本初公開。特集上映「没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」の1本として上映される。

1964年に製作が始まったものの、クルーゾーの病など度重なる悲劇によって撮影が中止され、幻の映画となった「地獄」。病的なほどの嫉妬にまつわる物語で、ロミー・シュナイダーはセルジュ・レジアニとともに本作の撮影に参加していた。クルーゾーの死後には、生前から親交のあったクロード・シャブロルが同作の脚本をもとに「愛の地獄」としてリメイク。1994年に劇場公開されている。

2009年に発表されたドキュメンタリー「L'enfer d'Henri-Georges Clouzot(原題)」は、残された「地獄」のフィルムや関係者の証言などで構成。実験的な手法で撮影されたフッテージの数々や、シュナイダーが強烈な印象を残すカメラテスト映像、オフショットも多数収録されている。「メリエスの素晴らしき映画魔術」で知られるセルジュ・ブロンベルグと、ルクサンドラ・メドレアが監督を務め、2010年のセザール賞で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。

今回の特集上映では「地獄」の邦題で公開。8月5日から25日にかけて東京のBunkamura ル・シネマで計9回上映される予定だ。

没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭

2022年8月5日(金)~25日(木)東京都 Bunkamura ル・シネマ
<上映作品>
「太陽が知っている(4Kデジタルリマスター版)」
「マックスとリリー」
「夕なぎ(1972年)」
「離愁(4Kデジタルリマスター版)」
「華麗なる女銀行家(4Kデジタルリマスター版)」
「サン・スーシの女」
「地獄」