大原櫻子「この作品への挑戦はとても高い壁でした」 シス・カンパニー『ザ・ウェルキン』本日開幕
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シス・カンパニー『ザ・ウェルキン』ゲネプロ公演 写真提供:シス・カンパニー
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すべて見るシス・カンパニー公演『ザ・ウェルキン』東京公演が本日7月7日よりBunkamuraシアターコクーンで開幕。このたびゲネプロ公演の模様と吉田羊、大原櫻子からのコメントが到着した。
『ザ・ウェルキン』は英国の若手劇作家ルーシー・カークウッドによる意欲作。75年ぶりに「天空」に舞い戻る大彗星を待つ18世紀半ばの英国辺境地を舞台に、絞首刑を宣告された一人の少女の真実を巡る物語が描かれる。今回は加藤拓也が演出を手がけ、出演者には吉田と大原に加え、長谷川稀世、梅沢昌代、西尾まり、豊田エリー、恒松祐里、田村健太郎、土屋佑壱らが名を連ねた。


助産婦のエリザベスを演じる吉田は「小さな陪審員室は社会の縮図さながら。人や立場、境遇を変えれば男女皆等しく時代を超えて当てはまる構図に唸ったのは一度や二度じゃありません。そして、嘘とまこと、現実と妄想の向こうに透けて見えたのは今を精一杯生き、幸せを掴もうとする人々の姿でした。」とストーリーについて語り、「どうぞ日常をしばし忘れ、彼女たちと一緒に心を解放し、観劇後、ああでもないこうでもないと議論を交わして頂けたら幸いです。」とコメント。
そして殺人犯のサリーを演じる大原は「男女差別、女性の身体ゆえの生理、妊娠、そして生と死、親と子、愛、、とても多くのテーマを孕んだこの作品への挑戦は、とても高い壁でした。」と振り返り、「今の時代にこの作品を届ける意味を、常に自分の心に握りしめ、本番に臨んでいきたいと思います。」と意気込みを寄せた。
『ザ・ウェルキン』は7月31日までBunkamuraシアターコクーンで上演された後、8月3日から7日にかけて大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
■吉田羊 コメント全文
稽古を積み上げるごとに新たな発見があり、役やシーンがどんどん深化していく様に心震える日々でした。
小さな陪審員室は社会の縮図さながら。人や立場、境遇を変えれば男女皆等しく時代を超えて当てはまる構図に唸ったのは一度や二度じゃありません。そして、嘘とまこと、現実と妄想の向こうに透けて見えたのは今を精一杯生き、幸せを掴もうとする人々の姿でした。物語後半、ある陪審員が言います。「一日家を空けるってなんて楽しいのかしら」。
どうぞ日常をしばし忘れ、彼女たちと一緒に心を解放し、観劇後、ああでもないこうでもないと議論を交わして頂けたら幸いです。
■大原櫻子 コメント全文
男女差別、女性の身体ゆえの生理、妊娠、そして生と死、親と子、愛、、とても多くのテーマを孕んだこの作品への挑戦は、とても高い壁でした。スパルタ演出家、加藤拓也さんを筆頭に、約1ヶ月半、とても丁寧な稽古を重ねてきました。
サリーは囚人なので、陪審員にとっては“敵”のような存在ですが、実際演じる役者の私達は、手と手を取り合って、阿吽の呼吸を大切にしてきました。今の時代にこの作品を届ける意味を、常に自分の心に握りしめ、本番に臨んでいきたいと思います。
<公演情報>
シス・カンパニー公演『ザ・ウェルキン』
7月7日(木)~31日(日) 東京・Bunkamuraシアターコクーン
8月3日(水)~7日(日) 大阪・森ノ宮ピロティホール

作:ルーシー・カークウッド
演出:加藤拓也
翻訳:徐賀世子
【出演】
吉田羊 / 大原櫻子 / 長谷川稀世 / 梅沢昌代 / 那須佐代子 / 峯村リエ / 明星真由美 / 那須凜 / 西尾まり / 豊田エリー / 土井ケイト / 富山えり子 / 恒松祐里 / 神津優花 / 田村健太郎 / 土屋佑壱 / (声の出演)段田安則
チケット購入リンク:
https://w.pia.jp/t/welkin/
【お問い合わせ】
シス・カンパニー:03-5423-5906(平日11:00~19:00)
関連リンク
公式サイト:
https://www.siscompany.com/welkin/
シス・カンパニー舞台制作公式Twitter:
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YouTube SISチャンネル:
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