荒木宏文「すごいことだよ!」 主演する「ムビ×ステ」第3弾『漆黒天 -終の語り- 』大ヒットでファンに感謝
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『漆黒天 -終の語り-』大ヒット御礼舞台挨拶より 撮影:内田涼
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すべて見る映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「ムビ×ステ」の第3弾映画『漆黒天 -終の語り-』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月9日、東京・新宿バルト9で行われ、主演を務める荒木宏文をはじめ、松田凌、長妻怜央、梅津瑞樹、小島藤子、松本寛也、小澤雄太、鈴木裕樹、映画の脚本 / 舞台の作・演出を務めた末満健一氏が登壇した。
江戸の町に現れた、記憶を失った男“名無し”(荒木)が、圧倒的な剣技で刺客を返り討ちにしながら「自分は何者なのか?」「なぜ命を狙われるのか?」「なぜこれほどまでに強いのか?」と自問自答する姿を描いた時代劇ノワール。映画版の監督を、仮面ライダーやスーパー戦隊などの特撮作品で知られる坂本浩一が務めている。
先月24日に全国で封切られ、公開初週にミニシアターランキングで堂々トップを飾った本作。荒木は「すごいことだよ!」と喜びの声をあがるとともに、ヒットを支えるファンに感謝の意を示していた。
劇中では、荒木と“名無し”と接点のある女・富士役の小島が、子どもとたわむれるシーンもあり、「子役の子が、『僕、時代劇大好きなんです。テンションあがる~』って言っていて(笑)」(荒木)、「物語はシリアスですが、(子どもがいて)わーきゃーした雰囲気もあり、撮影そのものは楽しい思い出」(小島)と振り返った。一方、松田は『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 6th letter』で小島と夫婦役を演じたことがあり、「一抹の嫉妬を抱えていた」と複雑な胸中を明かしていた。
映画の前日譚を描く舞台『漆黒天 -始の語り-』が8月5日より、サンシャイン劇場にて開幕する。現在、キャスト陣は稽古中だといい、荒木は「映画の舞台挨拶で、舞台の話をするのは不思議ですけど、今は稽古前半戦で、殺陣の稽古をしている」とファンに近況報告。「映画を観れば観るほど、いろんな答えが見えてくるので、ぜひ準備をして、舞台も観ていただければ」とアピールした。
演出の末満氏は「二役を演じる荒木君の切り替えは、映像のように『はい、カット』というわけにはいかず、物理的に工夫しないといけない」と舞台ならではの苦労を語り、「映画でちょろっと顔出し程度だったキャラクターが、舞台にはがっつり登場します。『あっ、だからか』とつながる場面もたくさんあるので、きっと映画を観れば舞台を、舞台を観れば映画を観たくなるはず。メビウスの輪みたいにですね」と話していた。
取材・文=内田涼
映画『漆黒天 -終の語り-』
公開中
舞台『漆黒天 -始の語り-』
2022年8・9月上演
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