ヨーロッパ企画20周年ツアー、『サマータイムマシン・ブルース』&続編上演
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『ヨーロッパ企画20周年ツアー 第37回公演「サマータイムマシン・ブルース」/第38回公演「サマータイムマシン・ワンスモア」』が、7月28日から開催される。
ヨーロッパ企画の20周年を記念して行なわれるツアーでは、『サマータイムマシン・ブルース』『サマータイムマシン・ワンスモア』の2作を交互に上演する。
2001年に初演された『サマータイムマシン・ブルース』は、とある大学のSF研究会のサークル部員がタイムマシンで「昨日」にタイムスリップすることから始まる騒動を描いたもので、2005年に本広克行による実写映画化が公開された。公演の実施にあわせて製作された『サマータイムマシン・ワンスモア』は、『サマータイムマシン・ブルース』の15年後を題材にした続編となる。
両作の作・演出は『来てけつかるべき新世界』で『第61回岸田國士戯曲賞』を受賞した上田誠が担当。出演者には石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力、早織、藤谷理子、城築創、岡嶋秀昭が名を連ねる。
ツアーは7月28日の滋賀・栗東芸術文化会館 さきらで行なうプレビュー公演を皮切りに、11月9日まで開催。京都、東京、大阪、愛媛、高知、愛知、広島、福岡、北海道、神奈川の各会場を巡る。詳細はヨーロッパ企画のオフィシャルサイトで確認しよう。
上田誠のコメント
「サマータイムマシン・ブルース」は、僕らが大学生のころに作った、大学を舞台にしたSF青春コメディです。
当時は青い檸檬のようだった我々も、今では結成20年の節目を迎え、終演後の楽屋には子連れが増え、鏡前には薬が並び。
そしてメンバーはそれほど変わってませんでした。
そこであいつらの今現在をやるとどうなるだろう、と思いついたのが、「サマータイムマシン・ワンスモア」です。「ブルース」の15年後にあたる話。夏のタイムマシンの話をもう一度、今の力で作ってみようと思います。
しかも乗じて「ブルース」の方も再演するという。これはそもそも大学生を今の僕らが演じるという無理がある話ですので、そこは大目に見てもらおうと思います。演劇の嘘として。
「ブルース」と「ワンスモア」は、同じ舞台を使ってやります。どちらか一つでも、見比べていただくのでも。