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趣里、橋本淳ら出演 KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』上演決定

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KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』出演者

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KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』が、11月13日から27日にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>で上演されることが決定した。

これまで下北沢・三鷹を中心に演劇活動を行ってきた「城山羊の会」は、劇作家・山内ケンジによる演劇プロデュース・ユニット。『温暖化の秋 -hot autumn-』は山内による書き下ろし新作で、人間の本能や欲望を、絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇となっている。同劇場の芸術監督を務める長塚圭史の「神奈川県民の皆さん、特に演劇を観たことが無い方に初めての演劇体験として観劇して欲しい」という強い希望から、初めて神奈川県内での公演が実現することとなった。

「城山羊の会」作品のファンで、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となる趣里をはじめ、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、「城山羊の会」作品になくてはならない役者・岡部たかし、岩谷健司、俳優としても活躍するじろう(シソンヌ)らが名を連ねている。

■KAAT神奈川芸術劇場芸術監督 長塚圭史 コメント
神奈川県でも山内ケンジさんの作品を観たい。そんなシンプルな思いから始まりました。どういう演劇が生まれるのかはまだわかりません。山内作品は、まず俳優があり、題名が生まれ、未知なる会話が紡がれていくのです。それは作者の現在を捉える瞳を映す鏡のようでもあります。山内作品が面白いのは、私たちが日常生活で表に出せない、あるいは胸の内に抱えていても忘れようとしている期待や欲望が鮮やかに零れ落ちるからです。そして劇の終わりには一体どうしてこんなことになってしまったのかと途方に暮れ、きっとまた次も観ようと中毒化していくのです。まだ劇場に訪れたことのない方も是非。照れくさいような演劇の先入観をきっと打ち砕いてくれます。ユーモアたっぷり且つヒリヒリとした大人の会話劇を存分にお楽しみください。

■作・演出 山内ケンジ コメント
すみません!要するにいつもホンが遅いのです。書いている途中で考えすぎてしまうからです。
昔はあんなに毎日が楽しかったのに、なぜ今はこんなにつらくて大変な日々なのだろう、などと考えてしまいますね。コロナにも疲れた。それから「正しいこと」にも疲れています。
なぜ疲れるのか。乳酸がたまるかららしいです。その一方で、乳酸と似た「失恋」の感情を思い出さない訳にはいきません。失恋の苦しさ悲しみを、もはや忘れているからです。『温暖化の秋』は、その感情をただただ見つめる話になります。
言うまでもなく、こういう小さな話は、客席五十人ほどの場所でひっそりと上演されるのが通常です。しかし今回、長塚圭史さんから光栄なるオファーをいただき、このような立派な建物の上の方で行わせて頂くことになりました。
果たしてご期待に沿う事ができるのか不安なので引き返したい気持ちも正直あるのですが、ここまで来たからには、素晴らしいキャストのみなさんと一緒にどのような風景の場所に辿り着くのか、見届けてから家に帰りたいと思っています。よろしくお願いいたします。

■趣里 コメント
心の奥を覗かれているような、これでもか、という“人間”を感じる山内さんの作品が大好きで、その中に入ることが長年の夢でした。
本当に光栄に思っています。楽しんでいただけるよう、全身全霊で向き合いたいと思います。

■橋本淳 コメント
今作への参加、心の底から嬉しく、様々な感情が方々へ迸っております。
いつも山内さんからのオファーは、
「あっちゃん、3年後くらいのここらへん、何してますか?」
と会話の途中に挟み込まれる、このようなフワッとした、やり取りから始まります。そこから、正式なオファーが来るのを、今か今かと毎回待ち侘びてる日々は贅沢な過ごし方。そして新作の台本が、日毎に1ページ1ページ渡される、あの楽しみで待ち焦がれる垂涎な日々を過ごせると思うと、幸せで仕方ないです。
つまりは、山内さんからは、いつも生活をも、満たしてもらえるのです。細やかな難しいやり取りを体現し、その対価として、今回も満たされるよう、きちんと努めます。

■じろう(シソンヌ) コメント
城山羊デビューは2013年。初観劇後、その面白さに衝撃を受け物販で売られていた脚本を全部買って帰りました。毎公演楽しみながらも、自分がここに立てたら何ができるだろう、などと考えながら観るようになりました。なので昨年このお話を頂いたときは飛んで喜びました。もっと面白くなりたいんです。感覚的には海外挑戦に似た気持ちです。今スポーツニュースを見ながら書いてるせいもあります。海外でやれるのか、すぐ帰国するのかわかりませんが、貴重な経験になることだけは間違いありません。監督に泣かされないかだけが心配です。成長して帰ってきたいと思います。

<公演情報>
KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』

11月13日(日)~27日(日) 神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>

作・演出:山内ケンジ

出演:趣里 橋本淳 岡部たかし 岩谷健司 東野絢香 笠島智 じろう(シソンヌ)

チケット発売:9月上旬予定
お問い合わせ:チケットかながわ
TEL:0570-015-415(10:00~18:00)

公式サイト:
https://www.kaat.jp/d/ondankanoaki