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京本大我「みなさんにキュンキュンしていただける素敵な作品」 滝沢秀明演出ミュージカル『流星の音色』会見レポート

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オリジナルミュージカル『流星の音色』製作発表記者会見より、京本大我(SixTONES)

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京本大我(SixTONES)が主演するオリジナルミュージカル『流星の音色』の製作発表記者会見が7月16日に都内にて行われ、京本のほか共演の真彩希帆、内海光司、新妻聖子が出席した。一年に一度だけ橋が架かるふたつの星を舞台に、初めての恋と悲劇が描かれるという作品。ストーリー、音楽、すべてを一から作るオリジナルミュージカルだ。演出は、これまで『滝沢歌舞伎』など数多くの作品を手掛け、ミュージカルとしては初演出に挑む滝沢秀明が務める。

京本は主演に加え、テーマ曲を含め劇中音楽の一部も担当する。「いつもこういう会見の場は(SixTONESの)メンバーの後ろに隠れて乗り切ってきたのですが(笑)、今日は座長としていなければいけないことにプレッシャーを感じています」と軽口で場を和ませつつ、「新作ミュージカルというだけで僕にとって珍しい経験ですが、さらに今回は音楽にも携わらせていただきます。その分、思い入れも強い。来月、皆さまにお届けできる日が待ち遠しい」と力が入っている様子。

左から)内海光司、新妻聖子、京本大我(SixTONES)、真彩希帆

劇中歌は「テーマ曲の制作は1年ほど前からとりかかった。滝沢君とメールでやりとりしている中で『大我、今回の舞台で音楽もやってみたら』という言葉をいただき、僕は音楽を作るのも好きなので『ぜひやりたいです」と即答したところ『テーマ曲は“なるはや”で仕上げてほしい』と。ちょうど家にひとりでいた時だったので、お酒などたしなみながらピアノを触っていたらいい感じのワンコーラスが出来たので、ピアノ弾き語りを録って滝沢君に送ったら『これでいこう』となりました。音楽担当が決まった日にテーマ曲が決まった形です。嘘みたいな話で恥ずかしいのですが……」と、少し照れながら制作エピソードを明かした。なお「ミュージカルなので、テーマ曲はリプライズやアレンジされて何度か登場する。それも含め全部で7曲近く作詞作曲しました。稽古に入り、台本のちょっとした変更で詞を変更したり、演出にあわせて直したりはしていますが、すべてすでに完成はしています」とのこと。

京本の手掛けた楽曲は共演者の評価も高いようで、「ものを作るということは、その人の心が出てくるものだと思います。京本さんの作った曲はすごく美しく、こういう曲を書く人なんだ、こういう人柄なんだなと納得した。ソロで歌うところとデュエットで歌うところでまた表情が変わってみえる曲でもあるので、芝居を作りこむ中でどう変化していくのかも楽しみ」(真彩)、「とてもバリエーションが豊かで、特に(自分が演じる)王様の曲はロック調だったりもしますが、曲を聴いてトータルで感じたのは(京本は)ロマンチストだなと。彼の優しさや透明感が表れている」(内海)と印象が語られた。

憧れの存在と初共演!「夢は叶うものですね」

物語は、京本扮する海の星の王子・リーパと、真彩扮する山の星の王女・シルウァの不思議な繋がりを軸に描かれていく。ヒロインを演じる真彩は「オリジナルミュージカルということで、色々なお話合いをしながらひとつひとつ丁寧に作っているところです。刺激的な毎日を送っています」と話す。

真彩希帆

その母親であり山の星の女王を演じるのが新妻聖子。真彩はかねてより新妻を憧れの存在と語り、今回待望の初共演だ。そのことについても真彩は「夢は叶うものですね! 新妻さんは私がミュージカルの世界を目指すきっかけになった存在で、ずっと憧れの方です。お稽古場から歌声やお芝居の作り方を間近で勉強させてもらい、胸がいっぱいです。しかも母娘なので、新妻さんから勉強させていただけるもので、(関係性も)自然と掴めたらと思います」と嬉しそうに話した。

新妻聖子

一方、母親役には若いですが、と記者から振られた新妻は「この星は地球ではないし、キャラクターたちは今を生きる現代の人間とは違うところにいます。滝沢さんから、私たちのリアルな時間軸での年齢差などは意識しすぎないようにというアドバイスをいただいています」と解説しつつも、「真彩さんのまっすぐな瞳で見つめられると『産んだ子かな』と思うくらい愛しい。親子のシーンはグッと気持ちが入ってしまって、先日の稽古では涙で歌えなくなってしまったくらいですが、楽しく稽古をさせてもらっています」とこちらも笑顔で語った。

内海光司、京本との時を超えての共演に「不思議な縁」

山の星の母と子を演じる新妻と真彩に対して、海の星では内海と京本が父子の関係だ。冒頭から「このたび、京本大我君のお父さん役をやらせていただくということで……京本政樹です」と自己紹介し会場の笑いを誘った内海だが、実際「ずっと以前、京本(政樹)さんの舞台を観に行って楽屋でお話をさせていただいたことがあります。その時に『うちの大我を頼むね』と言われたのですが、頼むと言われてもほとんど接点ないし……と思っていました。こうやって時を超えて共演することになり、不思議な縁を感じます」というエピソードが政樹氏との間であったことを明かした。

内海光司

さらに新妻・内海の“親チーム”は、「観てくださった方々に夢を与えられるような作品にしていきたい」(内海)、「七夕伝説をベースに、まるでロミオとジュリエットのようなフレッシュな切ない恋が描かれますが、我々保護者ふたりは“次の世代にどのような形で夢や未来を託していけるか”というところがテーマ。大人の方にも楽しんでいただけるようなテーマを背負って頑張りたい」(新妻)と、しっかり見どころもアピールした。

京本は滝沢とのタッグに関しても、「僕は『One!(-the history of Tackey-)』('06年)という、滝沢君の半生を描いた作品で、滝沢君の少年期役を演じたのが初舞台でした。その後『滝沢演舞場』『滝沢歌舞伎』を7年にわたり出演させていただき、様々なチャンスをいただいた。いつか滝沢君に恩返し……と言うと気が早いかもしれませんが、経験を積ませていただいた新橋演舞場で、滝沢君の演出で、座長として大きく成長して戻ってこれたら、という夢をぼんやり抱いていました。その機会をこれほど早くいただけたのはとても光栄なこと」と感慨深げ。「今回も稽古を積む中でも、滝沢君への信頼感、安心感を感じています。これは間違いなくみなさんにキュンキュンしていただける素敵な作品になると日々確信が募っています」と自信を見せた。公演は8月2日(火)、新橋演舞場で開幕する。

取材・文・撮影:平野祥恵

オリジナルミュージカル『流星の音色』
チケット一般発売は7/18(月・祝)10:00より
https://w.pia.jp/t/ryuseinoneiro

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