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まるで彫刻のような美しい椅子が集結 『フィン・ユールとデンマークの椅子』東京都美術館で開催

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フィン・ユール 《イージーチェア No. 45》 1945年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

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デザイン大国として知られるデンマークのなかでも、ひときわ美しい家具をデザインしたことで知られるフィン・ユール(1912-1989)の名品を中心に、世界中で愛されるデンマークデザインの魅力を紹介する展覧会『フィン・ユールとデンマークの椅子』が、7月23日(土)より東京都美術館にて開催される。

1912年、コペンハーゲン近郊のフレデリクスベアに生まれたフィン・ユールは、美術史家を志すものの、父親の反対により王立芸術アカデミー建築科に進学。在学中から建築事務所で働き始め、25 歳のときに家具職人組合の展示会に初出品。家具職人ニールス・ヴォッダーとの協力関係のもと、1940年代には《イージーチェア No.45》、《チーフテンチェア》など、代表作となる椅子を発表している。

フィン・ユール 《チーフテンチェア》 1949年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

1950年代になるとアメリカへと活動の場を広げ、国連本部ビルのインテリアと家具デザインやスカンジナビア航空のオフィスや旅客機のインテリアデザインなどを手掛け、建築家、インテリアデザイナーとしても幅広く活躍した。

同展では、特に1940年代から60年代にかけて、歴史に残る名品が次々と生み出されたデンマークの家具デザインの歴史と変遷をたどり、デザイン大国誕生の背景を探るとともに、その代表的存在であるフィン・ユールのデザインの魅力を紹介。

「彫刻のような椅子」と評され、まるで身体を抽象化したようなやわらかなフォルムと存在感をもつ椅子のデザインにはじまり、理想の空間を具現化した自邸の設計や、住居や店舗、オフィスのインテリアデザインまで、フィン・ユールの幅広い仕事を紹介する。

フィン・ユール 《イージーチェア No.53》 1953年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

同展には、椅子研究者の織田憲嗣氏が研究資料として長年にわたり収集し、北海道東川町が所蔵する織田コレクションが多数展示される。世界的にも名高い織田コレクションが東京でまとめて公開されるのは初めてのこととなる。

また、会場には美しいデンマークの椅子に座ることができるコーナーも登場。優れたデザイナーたちの椅子に実際に座り、その座り心地を体感することもできる。

フィン・ユールとデンマークの椅子を通して、北欧デザインの新しい魅力を発見してみよう。

フィン・ユール 《ボーンチェア No.44》 1944年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《ジャパンチェア》 1957年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《ペリカンチェア》 1940年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《イージーチェア プロトタイプ》 1948 年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《イージーチェア》 1955年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

【開催情報】
『フィン・ユールとデンマークの椅子』
7月23日(土)~10月9日(日)、東京都美術館にて開催
https://www.tobikan.jp/finnjuhl

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