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阿部寛主演『すべて忘れてしまうから』Charaと宮藤官九郎の出演が決定 それぞれの個性が光る場面写真も公開

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『すべて忘れてしまうから』

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ディズニープラス「スター」で独占配信される日本発オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』。この度、本作にCharaと宮藤官九郎が出演することが発表された。あわせてそれぞれの個性が光る場面写真も公開となった。

本作は、昨今作品が次々と映像化され、今最も話題の作家のひとりである燃え殻の同名エッセイを、国内トップクリエイターがドラマ化するもので、ハロウィンの夜に突如姿を消した“彼女”をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーが描かれている。

主演を務めるのは、長年俳優として第一線で活躍し、本作がキャリア初の配信ドラマ出演かつ『まだ結婚できない男』(2019年)以来となるラブストーリー作品への出演となる阿部寛。阿部は大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家“M”を演じる。

この度、発表された出演者は、“M”が通う行きつけのバーであり、ハロウィンの夜に”彼女”が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台、灯台にかかわるキャラクターたち。バーのオーナー・カオル役には、1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も本作が初となるChara。そして同じバーで働く元バンドマンの料理人・フクオ役を宮藤官九郎が務める。Charaが主演の阿部と共演するのは今回が初。宮藤と阿部は『大帝の剣』以来2度目の共演となる。

オファーを受けたCharaは、出演を快諾した理由を「音楽絡みの役柄だったのと、私にやって欲しいという熱意が伝わったからです」と語った。また、「新しい事をやるのは、とても楽しいからね」と、新たな挑戦への興味もあったことを明かした。今回演じるカオルと自身が似ているところを聞かれると、「Charaに寄せてくれたんでしょうか?女性でシングルマザーで息子もいるところと音楽を愛しているところかしら?カオルさんの方が謎めいてるかな」と重なるところも多かった様子。主演の阿部に関しては、「かっこよかったです。声とか低くて素敵でした」と現場で初めて会ったときの印象を明かした。

宮藤は、初めて本作の話を聞いたときの思いを、「嬉しかったです。俳優として連続ドラマに出るのも久しぶりですし、阿部さんとも15年ぶりの共演だし。監督陣はじめスタッフも若く才能溢れる方々だし、何しろ衣裳がいちいちオシャレで、着て帰りたいくらいでした」と語った。今回演じる料理人・フクオに関しては、「なんか、いい加減に生きているように見えて、自分の半径数メートルの世界を大事にしているんだろうなと。20代半ばまで深夜営業の居酒屋でバーテンのような事をしていたので、自分でも驚くほど自然に溶け込むことが出来ました」と、自身の昔の経験が今回演じる上で役に立ったことを明かし、久々の共演となった主演の阿部とは、「10数年前に、広島の山の中で1カ月くらい、終わらないんじゃないかという過酷な撮影を共にして以来でしたが、いい声でボソっと、くだらない事を仰るところは、まるで変わってなくて、懐かしかったです」と、久々の撮影に昔を思い出す場面もあり、また、「阿部さんの役はすごく情けなくて、関係性も、ちょっとだけ僕の方が優位だったのが、新鮮でした」と語った。本作の魅力については、「現場でもらう差し込みの台詞がいちいち秀逸で、そのディティールに、監督が何を大切にされているかが滲み出ているような気がして、そういう細部にこそ、このドラマの本質があるんじゃないかなと思いました」と、脚本家でもある宮藤ならではの視点で語った。

また、製作陣は、「Charaさんは、映画『スワロウテイル』での圧倒的な存在感は多くの邦画ファンの脳裏に鮮烈な記憶として刻まれています。その元来のカリスマ性が、本作の持つ誰の記憶にも繋がるような日常ドラマを、特別な味わいに仕立ててくれるものと確信して、監督たちの満場一致を受けてご出演を依頼しました」とCharaへのオファーの経緯を語った。また、宮藤に関しては、「人間・宮藤官九郎には格別な色気が漂っています。それは人生において様々な事象を深く見つめ、触れてきたからこそ醸し出されるものだと思いますし、そんな宮藤さんだからこそ、掴み所のないフクオという役柄に実在感を持たせることができると思いました」とオファー理由を明かした。

最後に楽しみにしている視聴者へ、Charaは「独特のドラマスタイル。原作から、気になっている人も、役者さんから気になる人も楽しめるといいな」と語り、宮藤は「無理に感情を誘導せず、強引に盛り上げたり、泣かせようとしたりせず、それでも、大人の子供っぽさとか、若者の達観とか、生きにくい社会とか、現代を切り取っている、珍しいドラマだと思います。その中で、珍しくオシャレな服を着て、珍しく良いこと言ったり言わなかったりしている僕を観てください」とコメントした。

あわせてカオルとフクオの場面写真も公開。カオルが満面の笑みでワイングラスを傾けながら談笑する姿、フクオがリラックスした表情でドラムを演奏しようとしている姿と、どちらも劇中のキャラクター性はもちろん、ふたりの個性が伝わってくる場面写真となっている。

【配信情報】
オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』
9月ディズニープラス「スター」で独占配信

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