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小松菜奈&坂口健太郎『余命10年』に強い思い入れ 「本当に特別なもの」「出会いに感謝」

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『余命10年』デジタル配信/Blu-ray&DVDリリース記念イベント

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2017年に亡くなった小坂流加さんの同名恋愛小説を映画化し、興収30億円を記録した『余命10年』のデジタル配信/Blu-ray&DVDリリース記念イベントが7月20日、都内で行われ、ダブル主演を務めた小松菜奈と坂口健太郎、藤井道人監督が出席した。

難病に冒され、余命10年を宣告された20歳の茉莉(小松)は、生きることに執着せず、恋だけはしないと決心するが、地元の同窓会で和人(坂口)と出会い恋に落ちたことで、残された歳月が鮮やかに彩られていく。

ヒロインを演じた小松は「間違いなく、本当に特別なもの。おばあちゃんになってもそう思える」と本作への強い思い入れを示し、「私自身、いい時間を過ごしましたし、幅広い年齢層の皆さんに見ていただいた」と公開後に実際に触れた反響についても語った。日本に続き、タイと台湾でも公開され「とてもいい反響をいただいたと聞いています。言葉が違っても、心が動くところは同じなんだなと。私たちが伝えたかったことが、伝わったのがうれしいですし、勇気をもらいました」と誇らしげだった。

そんな小松の発言に、坂口も「大きな幹になって広がる作品」と胸を張り、「すごく豊かで美しい時間の中で撮っていて、撮影中から『すごい作品ができるんだろうな』と何となく頭にあった」と回想。「役者としても、たくさんの方に愛してもらえる作品にめぐり合えたこと。出会いに感謝したい」と話していた。

「作り手としては、“一生の一本”を作り続けないといけないが、自分にとっては『ライバルができた』と言える作品」と格別の思いを明かす藤井監督は、「これよりも面白い作品を、しかも同じチームで撮れたら幸せ」と決意も新た。一方、「恋愛映画のオファーが、マジで来ない(笑)」と苦笑いを浮かべる場面もあり、「これ(『余命10年』)が良かったからと捉えていますが、強いの(硬派な作品)ばっかりオファーが来る」と愚痴がこぼれた。

Blu-ray&DVDのプレミアム・エディションには、撮りおろしスペシャル・トーク、イベント映像集、プロモーション映像集など4時間を超える映像を収録。ほかにも藤井監督によるキャラクターシートを収めた全32ページのビジュアルブック、ポストカードセット5枚組(オリジナル封筒入り)、オリジナルクリアファイル(B6サイズ)などがついた豪華仕様となっている。

取材・文・写真=内田涼

『余命10年』
先行ダウンロード販売中
2022年 7月22日(金) デジタルレンタル、Blu-ray・DVD 発売、レンタル開始

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