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【招待券プレゼント】連日大盛況となった三谷幸喜の新作歌舞伎『月光露針路日本 風雲児たち』がシネマ歌舞伎に登場!

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『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』

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映画館で毎月、シネマ歌舞伎を上映する《月イチ歌舞伎》。8月は、令和元年(2019)6月に歌舞伎座で上演され、連日大入り満員となった『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』が登場する。みなもと太郎の“歴史大河ギャグ漫画”『風雲児たち』を原作に、三谷幸喜が歌舞伎化した話題作。三谷が歌舞伎を手掛けるのは『決闘!高田馬場』以来13年ぶり2度目で、歌舞伎座では初となった。

舞台は鎖国を敷いていた江戸時代後期。商船の船頭、大黒屋光太夫は伊勢を出帆後、嵐に遭い漂流。17人の乗組員を乗せた船は8ヵ月の漂流を経てロシア領の島へたどり着く。厳しい暮らしや病で次々と仲間を失いながらも帰国の道を探る光太夫たちだが、その協力と許可を得る旅は、意に反してロシアの奥へ奥へと向かってしまう。ついにはサンクトペテルブルグにて、女帝エカテリーナに謁見することに……。

日本に帰れるのか、それ以前に生き延びることができるのか――。絶望的な状況に置かれた一行だが、個性的な登場人物たちのテンポの良い掛け合いに三谷らしいコメディセンスが光り、笑いもたっぷり。しかしその中でも「生きて日本に帰る」という切実な思いが執念のように色濃く描かれ、濃厚な人間ドラマになっている。

そして三谷の秀逸な脚本に呼応するように、俳優陣も豪華だ。中でも平成時代の歌舞伎ブームを人気花形役者として第一線で牽引し、令和の現在、歌舞伎界のど真ん中を担う世代となった松本幸四郎、片岡愛之助、市川猿之助がどっしりと、かつ生き生きとしていて頼もしい。一行のリーダー光太夫が幸四郎、個人主義的なようで全体のバランスを取っている新蔵役に愛之助、不平不満ばかり口にするがなぜか求心力のある庄蔵役に猿之助という布陣。丁々発止の掛け合いはもちろん、クライマックス、『俊寛』を彷彿とさせる帰国目前のやりとりは、見ていて鳥肌が立つほど。表情をアップで見られるシネマ歌舞伎ではいっそうその迫力に圧倒される。

ほか、現在『鎌倉殿の13人』で大注目の坂東彌十郎の愛らしさ、市川染五郎や中村鶴松といった若手注目株の爽やかなひたむきさも印象深い。三谷の出世作『王様のレストラン』で主演した松本白鸚も、作品を締める重みを出す一方で、お茶目な顔もチラリ。これが初めての歌舞伎出演となった八嶋智人も、彼らしく“立板に水”でしゃべり倒したと思ったら見得も切る大活躍なのでご注目を。

女帝エカテリーナ(猿之助/二役)と謁見するロシア宮廷の場面では、歌舞伎俳優たちの宝塚ばりの“輪っかのドレス”姿も堪能できる楽しみも。だがそんな様々な楽しい仕掛けを味わってもなお、思い半ばで道を絶たれる人の無念さ、悩みながら何かを選択する決意、そして何としても故郷に帰るという不屈の精神……登場人物たちのそれぞれの“思い”に、一番胸を打たれるのである。

文:平野祥恵

<作品情報>
シネマ歌舞伎第36弾『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』

上映期間:2022年8月12日(金)~2022年8月18日(木) 全国の映画館にて上映
公式サイト:
https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/44/

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